旧車VS新車 心拍数対決

最近新車としてBianchi ARIA DISCを購入しました。

youhei2018.hatenablog.com

旧車のGIANT DEFY2と2台持ちとなりました。

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せっかくなので乗り比べをしたいと思います。

とはいえレビューが書けるような知識や経験が無いものですから、いつものように心拍計で優劣付けたいと思います。

心拍計の活用 - ようへいのロードバイク体験記

心拍計の活用2 - ようへいのロードバイク体験記

心拍計の活用3 - ようへいのロードバイク体験記

心拍計の活用4 - ようへいのロードバイク体験記

心拍数実走比較 - ようへいのロードバイク体験記

フラぺとビンディング比較 - ようへいのロードバイク体験記

フラぺとビンディングをさらに比較 - ようへいのロードバイク体験記

どっちが楽?ホイール比較 - ようへいのロードバイク体験記

どっちが楽?ホイール比較2 - ようへいのロードバイク体験記

 

方法として考えられるのは以下の3パターン


1.好きなように走って「心拍数当たりの距離」を比べる。
2.速度を一定にして同距離を走り「心拍数」を比べる。
3.心拍数を一定にして同距離を走り「時間」を比べる。

ARIAには空力で勝ってて欲しいので、「同じ心拍数でより速く走れる」事がわかりやすい3番で行いたいと思います。

 

スペック比較

新車 Bianchi ARIA DISC(2020)
フレーム素材:カーボン
車重:9.03kg(ペダル込み)
コンポ:105 11s
特徴:エアロロード

旧車 GIANT DEFY2(2013)
フレーム素材:アルミニウム
車重:8.93kg(ペダル込み)
コンポ:Tiagra 10s
特徴:エンデュランス、ホイールはゾンダに履き替え)

 

まずは重量ですが、DEFY2の方が100g軽いですね。
ゾンダに履き替えてるのが大きいと思いますが、DEFY2は軽かったんですね。
ARIAの車重はペダルもボトルホルダーも外すと8.3kgでした。
軽い方が加速は良いと思いますが、100gで違いがでるのでしょうか?

 

次に空力ですが、ロードバイクにおいて空気抵抗はほとんどが人間にかかるとは思います。
それでもARIAはエアロロードを謳っているので違いがあると信じたいです。

 

そしてフレーム素材。
重量以外の要素として良く「振動、衝撃を抑える」と聞きます。
それって体の痛みを抑えて快適性には繋がりますが、心拍数に現れるようなものでしょうか。
たぶん、関係ないでしょう。

 

コンポーネントの違いはどうでしょう。
変速のし易さが疲労軽減に役立つかも知れません。
それよりもチェーンが汚れてて摩擦が大きいと不利になりそうです。
タイヤの空気圧は疲労や速さに関して大きな要素ですが、タイヤのサイズが違うので
揃える訳にもいきません。
それぞれのタイヤに書いてある適正数値に合わせるようにします。
(DEFY2は8bar,ARIAは7barにしました。)

 

昼間は日差しが殺人的なので日の出前にやっつけたいと思います。

 

では実験スタート!

 

最初に旧車であるDEFY2に乗って5kmの道のりを往復します。
乗ってすぐに気が付きましたが、一般道で心拍数を一定に保つなんて無理!
1番の「好きなように走る」こととしました。
それでも空力で違いが出やすいように、いつもより頑張って回しました。
イメージでは27km/h巡行です。
ARIAとの違いが分かるように乗り心地を記憶しつつ走ります。

 

走り終わってから、一度家に帰って少し休みます。
サイコンとセンサーをARIAに付け替えました。

 

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サイコンはLEZYE GPSを使っています。
複数台のロードバイクを登録できますが、この機能は初めて使います。
履いてるタイヤが25cと28cなので周長が違うんですよね。
名前も登録できます。

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電源ボタンを押すと切り替えができます。
「センサーが接続されていません」と表示が出ました。

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いつもは勝手に接続されるのにおかしいな?と思いましたが、どうも新しくバイクを登録すると、センサーも登録し直す必要があるようです。
それぞれのバイクに独自のセンサーを付けていれば当然必要になってくる機能ですね。
無事センサー類を登録し直しました。

 

ARIAで走り出してまず初めに気が付いた事があります。
「絶対こっちの方がサドル高い!」
迂闊にもポジションを合わせる事を怠っていました。
サドルが高い方がペダルに力を掛けやすいのです。
その代わりふくらはぎが攣りやすいのでDEFY2は少しサドルを下げていたのでした。
でもせっかくお店で高さを合わせてもらったので下げたくはありません。
比較に影響がありそうですがそのまま走ります。

(後で測ってみましたが、5mmと違いませんでした。サドルやビンディングの違いもあるようです。)

 

そして次に気づいたのはブレーキの軽さ。
ARIAはディスクブレーキタイプの物を選んだのですが、これは大正解。
ブレーキレバーを握ってから効き始めるまでの「遊び」の部分がすごく軽いんです。
効き始めたらそれなりに握力が必要ですが、それまでは「バネ壊れてんの?」ってくらい軽くレバーを動かせます。
「雨の日に効くように」とディスクブレーキを導入しましたが、これは良い副産物です。
安全性のみならず、ロングライドの時に無駄に握力を使わなくて良いので疲労軽減にも有効だと思います。

 

スピードは出る...ような気がします。
DEFY2と同じくらいの気合で1~2km/hほど速く走っているような...
まあこれは心拍数で割ってみないと分かりません。
気合が入り過ぎてるだけなのかも。

 

フレームの違いによる地面からの突き上げはどうでしょう。
舗装が悪い所を走ってみましたが、違いがよくわかりませんでした。
まあカーボンは軽いのに「強い」という素材なので、その強いフレームが地面からの衝撃を伝えてきてもおかしくはないな、とは思います。


結果発表ーー!!


帰ってサイコンの情報をアップロードして内容を確認します。

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平均速度はARIAの方が少し速かったようです。
しかし同時に平均心拍数もARIAの方が高い。
体力をより使って走れば速くなるのはあたりまえ。
機材の差で速くなったのかどうかは分かりません。

 

そこで、以前の様に時速を心拍数で割ってみましょう。

どっちが楽?ホイール比較2 - ようへいのロードバイク体験記

この数値が大きい方が同じ心拍数でより速く走れるという事になります。
つまり疲れずに速く走れる。

 

さあどうでしょう?
ARIAの方がやっぱり速いのかな?

DEFY2
20.57km/hx1000 / (148x60) = 2.316mpb

ARIA
21.14km/hx1000 / (161x60) = 2.188mpb

あうあーーーーー!!??!
DEFY2の数値の方が大きい!
つまり同じ心拍数で走ったらより速く走れる、ということになります。
もっと言うと心臓一拍当たり12.8cmも遠くに行けます。

何でだよ!
何で!!!

エアロはよ!!


ハァハァ、冷静になりましょう。
やはりエアロ性能というのは高速域でないと顕著に効いてこないのでしょう。
自分でも分かってたはずなのにまさかの逆転で取り乱してしまいました。

 

しかし良いこともあります。
疲れちゃうのかも知れないけど実際速く走れました。
より早く目的地に着けるマシンだと言えるでしょう。
(途中で体力が尽きてより遅くなる可能性も有りますが、そこは距離次第)

もうちょっと涼しくなったらロングライドでもして、過去の記録と比較するのも良いかも知れません。