心拍計の活用
このブログで一番読まれてるのが腕時計型心拍計の記事なんですよね。
なので関連記事を書きたいと思います。
ロードバイクでの心拍計の活用法としては、心拍トレーニングが挙げられます。
心拍トレーニングとは目標心拍数を求めて、その数値をキープするように走る事で、自分の求めるトレーニングになるというものです。
ソニーのサイトが分かりやすいかな?
具体的な数値は人それぞれ違くなってしまうんですが、高めの数値で走れば速度の向上に役立つし、低めの数値で走れば持久力の向上に役立ちます。
トレーニングではなくても、心拍計を着けていると心拍数をリアルタイムで確認することで自分の「疲れ」をコントロールする事ができます。
例えば心拍数を低く抑えながら走る事で、ロングライドで疲労を抑えて走れるようになります。
更にはポジション決めに利用する事も出来ます。
どういう事かというと、良いポジションというのは「速く楽に」乗れるポジションとなります。
この「楽に」の部分を心拍計で測ろうというという事です。
自転車の抵抗で最も大きいのは空気抵抗なので、ライダーの姿勢で抵抗も変わってきます。
同じコースを同じスピードで走った時、心拍数のより低い姿勢の方が空気抵抗が少ないという事になります。
そこで大実験!
実際に走って自分にとって一番「速く楽に」走れる姿勢を探してみようと思います。
試すポジションは以下の通り。
1.ブラケットポジション
2.エアロバーポジション
3.いつものポジション
「いつものポジション」というのはブラケットのちょっと手前に手を着いてしまいがちで、言ってしまえば上ハンの手を広げたバージョンなので一番姿勢の高いポジションです。
エアロバーは去年買って常に装備してるものです。
また下ハンは長時間もたないのは想像できるので外してしまいます。
サイクリングロードまで出てから同じコースを往復し、同じ速度で姿勢を変えながら走ります。
速度と心拍数はサイコンのレザインGPSに記録されます。
「ラップ」機能を使えば1ラップ毎の平均速度と平均心拍数はWEBで自動で計算してくれるので、家に帰ってから確認できます。
走る毎に疲れてしまうので、平均速度は遅く、距離も短めで抑えたいと思います。
予想ではエアロバー、ブラケットポジション、いつものポジション順で心拍数が上がっていくと思うんですがどうでしょうか。
で、実際に走ってみた結果です。
結果はこんな風に出てきます。
平均時速と平均心拍数だけ並べます。
1.ブラケット 平均時速20.27km 平均心拍数152bpm
2.エアロバー 平均時速20.42km 平均心拍数149bpm
3.いつもの 平均時速20.04km 平均心拍数138bpm
考察
予想が外れて一番姿勢の高い「いつもの」ポジションが最も平均心拍数が低いという結果となってしまいました。
速度を抑えた分空気抵抗が少なかったのでしょうか。
往路はそれなりに向かい風だったので影響あると思っていたのですが。
逆に復路は追い風になるので、ヨットの帆の様に風を受けて漕がずに進めたという事かも知れません。
そういえば追い風の時にわざわざ身をかがめることなんてしませんよね。
他には呼吸が楽になるので、酸素供給量が増えるという側面も考えられます。
あとは、サイクリングロードに出るまでのウォーミングアップで心拍数が上がり過ぎて、逆に実走がゆっくり過ぎたので、単純にどんどん心拍数が下がってきただけ、という可能性もありますね。
目標の速度を変えたり、走る順番を変えたりしてもっと多くのサンプルを取らないと有意な結果が得られないのかも知れません。