心拍計の活用3
前回、前々回と心拍計の活用について実験しました。
しかしまさかのエアロバーポジションがそれだけで疲れるという衝撃の結果になってしまったので、少々改善を試みたいと思います。
何を改善するかというとサドルの高さです。
いつもは下げ気味にセッティングしているんですが、各種メディアでTTバイクを見てるとなんだかみんなサドルが高い?
まあ乗ってる人の脚の長さもあるんでしょうが、TTバイクの良さを引き出すのに適したサドル高なのかも知れません。
そこでエアロポジションで少しづつサドルを上げながら心拍数がどう変わるのか実験したいと思います。
サドル高はクランク中心からの斜長とします。
調べたらロードバイクを買った時にお店で測ってもらった推奨値が674mmだったんですが、625mmにして乗ってました。
5cmくらい低い。下げ過ぎィ!
それを
・625mm
・630mm
・640mm
と上げていき、それぞれエアロバーポジションとブラケットポジションでの心拍数を比較します。
前回と同じくローラー台で負荷を一定とするようにサイコンとにらめっこです。
では
ケッカハッピョー!!
サドルを上げていくとなんだかドンドン苦しくなっていく気がしたので、最後サドルを下げてみました。
サドルの低い順に並べてみます。
ブラケットポジションでは心拍数に変化は見られませんでした。
エアロバーポジションではサドルを上げると心拍数も上がってしまいました。
またしても予想を外してしまいました。
でもまあ今まで通りのポジションでも良いという事でもあるのでそれはそれで良かったです。
実験ついでにもうひとつテーマを考えました。
それは「ペダリング」。
ペダリングというやつは気持ちひとつという所があります。
どの筋肉に意識を集中するかでペダリング効率に変化が表れるのか、これまた心拍数で比較します。
A 太ももの前側(大腿四頭筋)
膝から下を伸ばす筋肉。ペダルを押し下げる。
力は強いが長時間もたない。
B 腸腰筋
太ももを前に曲げる筋肉。ペダル、というか太ももを持ち上げる。
力は弱いが長時間もつ。
C おしりの筋肉(大殿筋)
太ももを後ろに曲げる筋肉。ペダルを押し下げる。
力はまあまあ。長時間もつ。
ここからは特定の筋肉というよりは足の動かし方。
D 太ももをハサミの様に動かす。
ここまで脚を上げるか下げるかに特化してたので、上がる、下がるを左右で意識できるように「はさむ」イメージをもちます。
E 足を回す。
足がペダルをトレースするようなイメージを持ちます。
とは言えなかなか難しいので足の裏の荷重が常に抜けるように意識してみました。
予想ではAから順に効率が良くなっていく感がありますが、実際はどうでしょう。
では
ケッカハッピョー!!!
心拍数的にはまったく真逆な結果になってしまいました。
裏目裏目に出てきますね。ホントに。
特に「足を回す」がひどい。
たぶん下手なんでしょうね。ペダリングが。
体感的にはBの「腸腰筋」が一番イケてた気がしてたんですが、心拍数はそう言っていないです。
まとめ
これは実験云々よりペダリングの練習が必要なようです。
例えば回すペダリングを意識しながら心拍数を抑えられるように色々工夫するとかですかね。
がんばります。