どっちが楽?ホイール比較

心拍計を使って色々比較していますが、今回はホイールを比較したいと思います。
比較するホイールは以下の2種類

 

カンパニョーロ ゾンダ(Campagnolo ZONDA)

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コスパに優れたアルミクリンチャーとして人気のホイールで、ご多分に漏れず買ってしまいました。
Campagnolo - Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

Campagnolo(カンパニョーロ) ZONDA C17 WO クリンチャー 前後セット シマノ用 ゾンダ
リム高:前 24mm、後 30mm
重量:1550g(前:670g 後:880g)
スプロケット、クイック、タイヤ、チューブ、センサー込みの実測重量:2575g(前:1010g 後:1565g)

 

カンパニョーロ バレット(Campagnolo Bullet)

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ブレーキ面にアルミを使用したアルミニウムとカーボンのハイブリッド構造のディープリムホイールとなっています。
カーボンディープリムが欲しかったんですけどアルミの手軽さも魅力だったので、最終的に手ごろな価格だった事もあって決めました。
Campagnolo - Bullet (バレット) 50 カーボンクリンチャーホイールセット
campagnolo(カンパニョーロ) バレット 50 WOF+R カンパ 253540001 9/10/11s(0135520)
リム高:前 50mm、後 50mm
重量:1794g(前:785g 後:1009g)
スプロケット、クイック、タイヤ、チューブ、センサー込みの実測重量:3010g(前:1260g 後:1750g)

 

スプロケット、クイック、タイヤ、チューブはそれぞれバラバラなので厳密性に欠けてしまいますがここは目をつぶります。
なんだかんだでバレットの方が435g重くなってました。

実験方法

実験方法は当初ローラー台を考えていましたが、それではホイールの性能差が出ないのでは?と考え直しました。

自分の考えるホイールの性能とは...

1.重量
2.剛性
3.空力
4.摩擦

軽くて、硬く、空気抵抗が少く、軸の摩擦が少ないのが理想のホイールかな?と思います。

ローラー台ではホイールは浮いてるようなものなので、剛性は関係ありません。
軸のベアリングにも体重がかからないので摩擦も無いようなものでしょう。
一定速で漕ぐので重量による影響も少ないです。
唯一影響がありそうなのが空力ですが、前に進んでないので性能の半分ほどしか測れないでしょう。

これではやる意味が無いので実走で実験しなければなりません。

替えのホイールを持ち運ぶ手段が無いのでサイクリングロードではなく家の近所でやることにします。
幸い家の前の道を往復すれば信号無しで2km走れることがわかりました。
折り返しや一時停止などで良い具合に加減速も評価できそうです。

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1周ウォーミングアップに充てて、その後バレットとゾンダそれぞれ1周走ります。
加速は無理すると前みたいに心拍数に反映されなくなりそうなので、徐々に行います。

徐々に加速して25km巡行を目指します。

そして平均心拍数の少ない方が優れていると判断します。

バレットはゾンダに比べて重量がありますが、空力は良く、剛性も高い(はず!)。

摩擦はどっこいだろうから、バレットが勝利すると予想します。

 

では実験です!

ウォーミングアップとしてバレットで1周走りましたが、巡航速度は22km程度が丁度よかったので変えました。

体感としてはゾンダの方が加速が良く、抑え気味にしないと22kmを簡単に超えてしまう印象でした。

それではグラフと平均値を見てみましょう。

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平均心拍数を比較するとバレットの方がだいぶ心拍数を抑えられてるようです。
ゾンダ 143bpm
バレット 115bpm

勝者!バレット!!

考察

それにしてもちょっと差が出過ぎ。
心拍数のグラフを見比べるとゾンダの方が早くに心拍数が上がってしまったので、累計して平均心拍数が高く出た原因のようです。

折り返しからの加速に力が入り過ぎたのでしょうか?

今回のコースでは折り返しと一時停止で都合7回加速する場面があるはずなんですが、グラフを見るとゾンダの時は6回、バレットの時は8回加速しているように見えます。
そんなはずは無い、と思うんですがこの辺りも実走での比較の難しさでしょうか。

もっと回数を重ねて平均化出来ればそういったイレギュラーは消えていくんでしょうが、家の前を行ったり来たりするのはちょっと精神的にしんどい、というか恥ずかし

い。

とりあえずはこの「バレット勝利」を今回の結論としたいと思います。

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