ノロノロヒルクライム
先日、筑波山の不動峠をメインにしたヒルクライムに挑戦してきました。
体力温存を考えてつくばエクスプレスを使って輪行としました。
八潮駅から乗車
つくばエクスプレスは空いているので輪行しやすいです。
つくば駅まで36分速い!
つくば駅から筑波山山麓までは意外と距離があって、(10km程度)歩道ばかり走ってきたので早くも疲れてしまいました。
大沼公園付近の「平沢官衙遺跡歴史ひろば」でしばし休憩。
筑波山で有名なヒルクライムスポットとして不動峠があります。
筑波山は何度か来てるんですが、不動峠は初めて。
ガーミンコネクトで勾配とルートを表示してみました。
これによると高度差277mを距離3850mで上っているので平均勾配は7.2%となります。
距離は短いですが勾配がキツめなので走りごたえはあると思います。
足を着かずに上り切ってやろうと思っていたのですが、それでは写真が撮れないので序盤でいったん足を止めてパシャリ。
ヒルクライム用のカメラはスマホじゃなくてNikon KeyMission 80が良いですね。漕ぎながら簡単に撮れます。
仕切り直して再スタート。
初めはダンシングとか使って勢いが良かったんですが、直ぐに限界が見えました。
「これはスピードを出してたら最後まで持たないゾ!」そう直観しました。
イメージとしては「登山」です。
NHKの「にっぽん百名山」なんか観てると実にゆっくり上っています。
駆け上がったりしてません。
「あのスピードをイメージするんだ」
そう自分に言い聞かせノロノロと上っていきます。
さすが有名なヒルクライムスポット。どんどんクライマー達が抜き去っていきます。
その全員に「こんにちはー」と挨拶をしながら更に進みます。
時々勾配が緩くなる箇所があるのでそこでもスピードは出さずに回復に努めます。
酸素不足を感じたので積極的に大きく呼吸をして酸素を取り入れます。
何だか3日分くらい呼吸した感じ。
中盤を過ぎた辺りからもも裏とふくらはぎにビクビクとした痛みが生じ始めます。
「これは攣る直前のヤツや」
これ以上スピードを緩めたら止まって転んでしまうのでイメージで他の筋肉を使うようにします。
「まだ太ももとお尻が残ってる」
太ももは大きな力が出るけど直ぐに使い切ってしまうのでなるだけお尻に意識を集中します。
こうしてだましだまし上っていきますが、etrexに示した地図を拡大し過ぎていたせいもあって、あとどれだけ上ればゴールなのかわかりません。
どんな峠もそうだと思いますが、頂上付近が一番勾配がきついんですよね。
いよいよシッティングで上り切れなくなって捨て身のダンシングに切り替えたと思ったら頂上付近にたむろするクライマー達が見えてきました。
「きっとあそこがゴールだ!」
無事に足つき無しで上り切りました。
ほぼ30分かかりました。
平均時速7.7km/h
この日はそこから筑波山、りんりんロードをぐるっと回って大沼公園近くの「ひるくらいむ」で食事をして帰りました。
反省点
久しぶりのヒルクライムなので色々準備が足りなかったですかね。
エネルギー不足
一番大きかったのは「朝食」
平日の朝の感じで菓子パン一個だけ食べて出たんですが、これがエネルギー不足につながったかと思います。
次はちゃんと食べたいと思います。
整備不足
最初自転車を漕ぎだした時に「少しペダルが重いな」と感じました。
そのままずっと乗ってた訳ですが、帰りにギヤ周りを見てみるとリヤディレイラーのギヤがチェーンと噛み合っていませんでした。
この時に写真を撮るため自転車を立てかけていたんですが、何度か倒してしまっていたんですね。
きっとそのときにディレイラーハンガーが曲がってしまったんでしょう。
早急に調整しないといけません。
サイコンの表示
普段から腕時計型心拍計を使って心拍数をモニターしているんですが、上りの中盤まではサイコンの表示を見て150bpmを超えないようにコントロールしていました。
しかしそのうち見る余裕がなくなってました。
なんでもかんでも表示させないで、ヒルクライムに合わせた表示スタイルを考える必要がありそうです。
自転車自体
ロードバイクは基本舗装を「速く」走るように作られているのでフロントギヤは大きめに、カセットスプロケットは小さめに出来てるんですよね。
クロスバイクだとフロントギヤは小さめに、カセットスプロケットは大きめに作られているので、ゆっくりだけど力強く走れます。
だから自分のような貧脚はクロスバイクの方が速く上れる可能性が高いです。
練習量
ぶっちゃけ普段平地ばっかり走ってるから全然上れないんですよ!
一朝一夕で速く上れるようになるとは到底思えませんでした。
往復の交通費が痛いけどこれからはちょくちょく筑波に遊びに行きたいと思います。