ロードバイクのギヤチェンジ
今のロードバイクの魅力の一つにギヤチェンジがあります。
昔のロードバイクのギヤチェンジといえばダウンチューブにレバーが付いてて、その上げ下げで実際にギヤが変わる感じを調整してました。
言ってみればアナログですよね。
今のギヤチェンジはブレーキと一体化したレバーを内側に1回倒すとギヤが1段変わるという言わばデジタルな操作です。
自分がスポーツバイクを買う際にまず重視したのがこのギヤチェンジだったので、クロスバイクはすっ飛ばしてロードバイクを選びました。
しかしながらメカ好きでもないような人からすると、このギヤチェンジというヤツは少々厄介なものなのかも知れません。
自分のバイクに付いてるギヤセットはシマノのティアグラ(Tiagra)で前2段、後ろ10段の2×10=20段あります。
なぜこんなに段数が多いのか。
それは脚にかかる負担を出来るだけ一定にするため。
発進時や坂、風などで自転車にかかる力は変わります。
ママチャリではこれらをペダルを踏む力加減で調節していますが、それでは早く疲れてしまいます。
ロードバイクの場合、抵抗の変化に応じてギヤをこまめに変えることで脚にかかる負担を減らしているのです。
実際どう操作するのか。
シマノのロードバイク用変速システムは右手側が後ろのギヤ、左手側が前のギヤを変速させます。
ブレーキレバーは手前に引くともちろんブレーキとして作動するのですが、内側に倒すとギヤチェンジが出来るようになっています。
レバーは外側と内側の2本で出来ています。
外側のレバーを倒すとギヤが大きい方に変速します。
内側のレバーを倒すとギヤが小さい方に変速します。
これだけ聞くと単純そうなのですが、事はちょっと複雑です。
右側のレバーを操作する時は、外側のレバーを倒すとギヤは大きい方に変速するのでペダルは軽くなります。
逆に左側のレバーを操作する時、外側のレバーを倒すとギヤは大きい方に変速するのでペダルは重くなります。
例えば「ギヤを軽くしたい」と思った時に左右で操作方法が変わってしまうのです。
この辺がとっつきにくさなのかも知れません。乗ってるみなさんはどう感じているのでしょう?
「どこでどういうギヤチェンジをするのか。」
これって、明確な答えってあるのでしょうか。
きっと各自の特性によって違うと思いますので、自分の場合を紹介します。
まず左手で操作する前側のギヤ。
これは普段は大きい重いギヤ、ヒルクライムなどで山地を走るときは小さい軽いギヤにしています。
右手で操作する後ろのギヤは勾配の変化や風の強さにより調整するようにしています。
あとは信号などでの停止・発進時に後ろギヤを軽くしておいてスピードが上がるごとに一個づつギヤを上げて足の負担を減らすようにしています。
(忘れがちだけど)
「ギヤチェンジをあまりしてないなあ」という人はとにかくガチャガチャ変速してクセを付けると良いですよ。