ショートパンツVSロングタイツVSズボン
はじめに
「心拍計の活用」と題して色々実験をしていますが、今回は「サイクリングパンツ」によって負荷に差が出るのか?について実験したいと思います。
サイクリングパンツと言えば膝上丈のショートパンツが一般的だと思います。
コールドシェイドビブパンツ(写真と違うヤツです)
でもあれってスネが出るじゃないですか。
スネの処理...面倒。
と、いう事で真夏だろうがロングタイツを履いているんですね。
コールドシェイドメガパンツ
夏でも涼しくて不満は無いのですが、疑問点もあるんです。
それは「ロングタイツは膝の動きを邪魔してないか?」という事です。
何故ならロードレースでは大抵みんな膝上丈のショートパンツじゃないですか。
きっとその方がパフォーマンスが良いんですよ。たぶん...
そういう訳でショートパンツVSロングタイツの心拍数対決を行いたいと思います。
ついでに観光地巡りでファッション的に浮かないように履いてるこれ。
バイカーズパンツ
こちらも比較しちゃいましょう。
実験方法
実験方法はいつものごとくローラー台で行います。
ショートパンツ、ロングタイツ、ズボンと履き替えてそれぞれの平均心拍数を測ります。
腕時計型心拍計
レザインスーパーGPS
心拍数が少ない程、ペダルを漕ぐのに抵抗が少ないものと判定します。
結果予想
やはりショートパンツが一番抵抗が少ないと思います。
次いでロングタイツ。
これは前に書いた通りタイツが膝の動きを邪魔してると感じるからです。
最後はズボン。
伸縮性のある生地とはいえ、タイツより伸びが少ないですし、その時脚と生地との間に摩擦が生じるだろうからです。
ケッカハッピョー!!!
結果は珍しく予想通りとなりました。
ただ、大して差が出ませんでした。
ショートパンツ 117bpm
ロングタイツ 118bpm
ズボン 121bpm
最初にロングタイツで測った時に明らかに心拍数が少なかったんですね。
平均76bpm。これは運動してない時と同じです。
何かがおかしいと言わざるを得ない。
なので、最後にもう一回ロングタイツに履き替えて測りなおしました。
考察
それぞれ、疲労に違いは感じませんでしたが、ズボンは暑く感じました。
暑さと心拍数って関係あるんでしょうか。
...google先生によると「体温が0.5°上昇するごとに心拍数は10bpm程上がる」ようです。
発熱と暑さは似て非なるものなんでしょうけど。
~追記~
ローラー台に乗って体温を測ってみました。
心拍数140bpmで体温35.0℃でした。平熱が36.4℃程度なのでだいぶ低い。恒温動物は汗をかいて体温を下げるというけど本当なんですね。
~追記終わり~
おわりに
気になっていた「ロングタイツだと膝の動きを邪魔している」問題ですが、
「気にするほどのものではない」
という結果が出たと言って良いんじゃないでしょうかね。