電動空気入れ防音箱の製作~失敗編~

ロードバイクの空気を入れるのに電動の空気入れはとても便利です。
しかし問題が一つあります。

 

それはうるさい事。

 

マンションであれば夜中や早朝を避ければ問題にならない事は以前検証しました。

youhei2018.hatenablog.com


しかし何かで覆って防音出来れば心置きなく使えるようになる!
問題は何で覆うか。

 

以前テレビで見たことがあります。
目覚まし時計のベルの音を防音するのに鉄のボウルで覆うのが一番良かったんです。
理屈的には重いもので覆う事で音のエネルギーを吸収できるとの事でした。

 

ならば綿の入ったクッションみたいなもので覆うより鉄でできた箱に入れるのが良いんじゃないでしょうか?

 

しかし鉄板を加工するのはとても難しい。
例えば厚さ1mmの鉄板は切れないし折れないし接着できません。素人には。

 

加工しやすくて重い素材はないものか?
そう考えた時に出てきたのが「コンクリート」です。

 

ネット情報によりますと
鉄の比重 7.85
コンクリートの比重 2.3
でした。

 

コンクリートは鉄の3割程度の重さがあります。
1mm厚の鉄板の代わりに3mmちょいの厚さのコンクリートで同様の重さの箱が作れるのです。

逆にコンクリート厚さ3cmの箱を作れば厚さ1cm程度の鉄板と同等の防音効果が得られるのです!!


厚さ3cmのコンクリートなら施工出来そうな気がします。
厚さ1cmの鉄板なんて素人には絶対加工出来ません。

 

もちろんコンクリートなんて作った事ないですけど。

 

あれでしょ?
型枠作って生コン流し込めば良いんでしょ?
やってみましょう!

 

コンクリートの当ては付いてます。
100均で売ってるコンクリート
セメントと砂で出来てるのでコンクリートじゃなくてモルタルですが、まあいいでしょう。

型枠も100均のPPシート(プラ板)で作れるでしょう。

 

何となく設計図を引いて必要な材料を買いにいきました。

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コンクリの量が分からなかったのですが、袋に書いていた分量から計算して余裕を見て2袋購入しました。

まずはスペーサーとして四角いブロックを作ります。

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外側と内側の型枠を作ります。

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外と内の型枠の間にブロックを両面テープで固定します。

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出来た隙間に水を混ぜたコンクリートをスプーンで打ち込みます。

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と、ここで気が付きました。

 

圧倒的にコンクリート足りません

何で?どうして?計算したのに?

 

コンクリの袋をよく読むと
40cmx28cmx3mmの施工量とあります。

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3ミリ?

 

3センチじゃないの?

 

下手こいたー!
10倍間違えたー!!

 

すぐに100均に行ってコンクリートを買い増さなきゃ!
どれくらい?

 

もちろん10倍!!

 

ここでちょっと冷静に考えました。
2袋でも結構ずっしりくる重さでした。
それを後8袋?

 

重さを計算するとざっと8kgありました。

 

やべえ。重すぎ。
ロードバイクと同じくらいある。

 

施工中止!!!

 

ちょっとやり過ぎな気がします。
重過ぎるし大きすぎる。
もし要らなくなって捨てる時が来てもゴミに出せない。

 

何かいい案が出るまでこのプロジェクトは中止です。
無念です。