ダボ穴のネジ溝切っちゃった!
新しいロードバイク「ARIA」にパンク対策として替えのチューブをツールボトルに入れて積んでいます。
積んでいるのですが、気が付いたらポンプを積むのを忘れてました。
片手落ち!
パンクなんて2~3年に1回、有るか無いかなので、実用性よりもコンパクト性を重視してこちらを積むことにしました。
air bone(エアボーン)
こちらはボトルケージに一緒に抱き込めるブラケットが付いているので、早速取り付けます。
ボルトが締めづらかったので、ラチェット機構のついてるトルクレンチで締めることにしました。
BIKE HAND(バイクハンド) トルクレンチセット YC-617-2S
回転力が一定値を超えるとカチッと合図が出るので「締めすぎるってことはないだろう」と高をくくっていたのが間違いでした。
「締め込んでるな」と感じたら直ぐに手ごたえが軽くなってしまいました。
慌ててネジを見ると先端から小さいリングがポロリと取れました。
これはたぶんロードバイク側のダボ穴の雌ネジの溝がせん断力で切れてしまったのです。
空気入れ用のブラケットの厚さ分、ねじ込み長が短くなって「かかり」が無くなってしまったのでしょう。
そこを力のかかるトルクレンチで回したもんだからあっさり切れてしまったんじゃないでしょうか。
「ロードバイク ダボ穴 交換」で検索してみると以下のサイトがトップに出て来ました。
こちらによるとダボ穴を修理する事は大変難しいとわかりました。
と、いうことはロードバイクに「直しようのない破壊」が起きた事になります。
大ショック!!やっちまった!!!
しかしダボ穴の雌ネジが一山(ひとやま)切れただけ。
修理しなくても何とかなるんじゃないでしょうか。
直観的にはネジを長くすれば、まだ残っている雌ネジと咬む部分が長くなって問題無く締まると感じました。
善は急げ!
ホームセンターに行って同じボルト径で首下が長いのを買ってくれば良いんです。
Amazonで「ボトルケージ ボルト」で検索するとM5という規格のようです。
一応サイズを見るのにロードバイクに付いてたネジを持っていきます。
ホームセンターのネジ売り場にあるサンプルで確認しました。
M5のナットに刺さったのでM5のボルトで間違いない!
凄い沢山の種類が売られているボルトの中からM5で4mmレンチで締めるボルトが見つかりました。
首下長さが15mm,20mm,25mmと売られていました。
元のボルトが12mmくらいなので15mmで十分と思いますが、長すぎて困ることはないのでしょうか?
ダボ穴の深さを測って無かったのでその辺分かりませんでしたので、15mmと20mmの2種類を買っておきました。
家に帰って早速作業再開です。
ダボ穴に六角レンチを突っ込んでみると、通り抜けてフレームの反対側まで行きました。
と、いう事はボルトは長い方が有利ですね。20mmをチョイスします。
ロードバイクの軽量化を考える時はボルトをチタンにしたりするのですが、
「そんな事言ってられない!」
雌ネジが全部逝っちまったらボトルケージが付けられないじゃないですか。
というわけでボトルケージと空気入れのブラケットを一緒に長いボルトで止めました。
トルクレンチはやめてSK11のレンチにしました。
ちょっと怖くてしっかり締められませんが、緩まない程度の力加減でやってやりましたよ!
これにて一件落着。
同じような目に遭った人がここにたどり着いて、この記事が助けになれば幸いです。