ロードバイク用電動空気入れの防音装置
ロードバイク用の電動空気入れ(ポンプ)がうるさくて困っていませんか?
私は困っています。
しかし今回「防音箱」を作る事により解決いたしました。
ここでその防音効果を測ってみたいと思います。
ここに至るまで
ロードバイクに使えて、音の小さそうな電動空気入れとしてXiaomiの電動空気入れを購入しました。
部屋の外で音の大きさを測ったところ、近所迷惑になるほどのうるささでは無いことが判りました。
しかしそれでも目の前で使っていると辟易するほどうるさいのです。
そこで以前コンクリート製の防音箱を作ろうとしましたが失敗しました。
この度、たまたま立ち寄ったホームセンターで気になる素材を見つけました。
「端材」として100円で売られていた、木くずを固めたような板です。
(後ほど調べたら「パーティクルボード」と呼ぶようです)
持ってみるとずっしりと重い。
遮音材は重いほど音のエネルギーを減衰させるらしいので、この板で箱を作ったら良いのでは、と思いつきました。
その時点ではただの思い付きだったので、買わずに帰りました。
翌日、内側の寸法がポンプより1cmづつ余裕が取れるような箱の設計図を描き、お店に買いに行きました。(板厚は変数にしてホムセンで計測)
我が家には電動ノコギリが無いのでホムセンで有料でカットしてもらいました。
キレイに正確にカットしてもらえたのでやって良かったです。
木片を木工用ボンドでくっつけました。
蓋になる木片にホースが通る切り欠きを作って出来上がり。
この段階で実際に電動空気入れを箱に入れたところ、かなりの効果を感じました。
これで中に緩衝材を入れれば完成!なのですが、パーティクルボードというのはあまり見た目がよろしく無い。
なので化粧をすることにしました。
結果論として100均の壁紙でも貼っておけば良かったのですが、塗装することを選びました。
穴や段差をパテで埋め、家にあったスプレー缶で塗装しました。
書くと1行ですが塗りムラが凄いし乾くのが遅いしメチャ時間がかかりました。
ちゃんと下地処理をすれば良かった!塗装難しい!
塗りムラを誤魔化すため、愛車ビアンキアリアのイラストを描きました。
騒音測定
さて効果の程を確かめましょう。
体感的には「うるさく無くなった」と感じられましたので満足なのですが、ブログ用に数値で示したいと思います。
まず我が家の室内。
24デシベルで例えるなら「蚊の音」でした。
電動空気入れを作動させて10センチ離れた位置で測ると75デシベルで例えるなら「混雑した車道」でした。うるさい!
そのまま防音箱に入れたところ、約60デシベルで例えるなら「静かな事務所」程度になりました。
電動空気入れの防音箱を作りました。 pic.twitter.com/Csa2xrJGa4
— ようへい (@akmtyuhi2012) 2022年6月15日
音を入れた動画も撮りました。
デシベル値的には劇的に下がっていませんが、耳で感じる分には大分音が小さくなったと思います。
終わりに
ロードバイク用に電動空気入れを買ったのは良いが、うるさくて使用を控えている。
そんな方にこの記事が参考になれば幸いです。
おまけ
防音箱の一つ前に防音袋を試しに作りました。
「重さ」に着目して100均のリストウェイトを繋ぎ合わせて袋状にしました。
音は少し小さくなりましたが、「うるさい」という印象は変わりませんでした。
はっきり言って失敗です。
音を「反射」させて閉じ込める機能が大事なんだと思います。