銚子ライド

日光ライドより一か月前、銚子までロングライドに行ってきました。
銚子を目的地に選んだのは、利根川サイクリングロードにさえ乗ってしまえば道に迷うことなく70キロ近く走り続けられるからです。
今はロングライドにはetrex30xにナビをさせてますが、当時はグーグルマップを印刷してつなぎ合わせて赤ペンでルートを引いていました。
銚子ライドなら「銚子の先端」付近さえ押さえておけば良いので下調べが楽ちんなのです。
さらに峠もトンネルも無いのもポイント高いです。
Ride With GPSによるルートイメージ

総距離120kmなのでかかる時間は平均時速16kmとして7時間半。
晩御飯までに家に帰り着くことを考えると銚子着は15時くらいまでが望ましい。
そこで家を朝の7時に出ることにしました。

江戸川まではいつも使っているルートなので簡単ですが、そこから利根川に出るのが意外と難しいのです。
適当にコチャコチャ走っていたら迷ってしまいましたが、9時過ぎに利根川に到着しました。

川の堤防というのは下流を向いて右手側が右岸、左手側を左岸と呼びます。
自分が持ってる「関東周辺サイクリングロードガイド」という本では左岸のサイクリングロードがずっとつながってるとの事だったので左岸に出ました。
左岸の道は幅が広く舗装も新しく滑らかで追い風も相まってとても走りやすかったです。

「これなら銚子なんてすぐだ」

と思ったら「あっ」という間にそんな道は終わり、狭く古い舗装路となり、ついにはあぜ道のような細さの砂利道になってしまいました。
調べてみたらそこはまだサイクリングロードの始まりではなかったようです。
下調べが適当だと色々ロスがありますね。ロングライドではこういったロスが積み重なって到着時刻が遅れたりするので下調べは大事ですね。

取手駅辺りからサイクリングロードが始まります。
この日は土曜日でしたがサイクリストはほとんどいませんでした。
順風で走りやすかったのですが、ここ最近の夏と同じくとにかく暑かったのです。
ボトルは一本で早々に飲み干してしまったのですが、コンビニでもあったら補給しようかな、程度に軽く考えていました。
しかし行けども行けどもコンビニなんて無い。土手の道なので日影が無い。
たまーに橋が架かっているのでその日陰で休んではまた走り出す事を繰り返し進んでいきました。

幸い熱中症になる前にコンビニを見つけたので飲みきれないほどポカリを買ってしまいました。
河川敷には近くの牧場で飼ってる牛が放牧されていました。

逃げていかないものなんですかね。
それにしても利根川サイクリングロードはほとんど景色が変わらない道なんですね。
右は川。左は田んぼ。
自撮り写真があるんですが、特に目印になるようなものが無く、橋とかキロ程とかをバックに撮ってます。なんだこれ。

ずーっと順風で来たんですが、サイクリングロードも終わりに差し掛かると風向きが変わりました。
向かい風になったのです。
そして銚子に近づくにつれどんどん向かい風が強まってきます。
銚子は海に突き出てるような地形のせいかすごい風が強い地域だったんですね。
風力発電の風車が沢山並んでいました。

サイクリングロードが終わって右岸に移ってからがまあ進まない。
体力が尽きた頃に強烈な向かい風にあってもうフラフラです。
それでも根性で銚子駅に無事ゴール。

到着が16時だったので9時間かかって平均時速は13キロ。平地しか走ってないのにちょっと遅すぎ。
橋の下で休み過ぎたのか、コンビニで長居しすぎたのか、最後の向かい風が効いたのか。
おそらくそれらすべてが重なっての事なのでしょう。
予定より遅くなってしまったので銚子観光もせず特急電車で輪行して帰ってきてしまいました。

次の年にグループライドで再び銚子に行きました。
犬吠埼灯台に登り、眺望の良いレストランで食事をしてほどほどに利根川サイクリングロードを走って解散しました。