ロードバイクの空力効果No1は?
ロードバイクに乗るなら「抵抗」を減らしたいものです。
タイヤによる転がり抵抗、駆動系の摩擦抵抗も大事ですが、何と言っても「空気抵抗」を減らすのが大事になってきます。
今回サイクルスポーツ2022年5月号とバイシクルクラブ2022年5月号でこの空力について特集を組んでいました。
ここではその概要を紹介していきます。
「大実験 エアロ×コスト」
空気抵抗の削減に対して掛かる「費用」に着目して、いかに安く空力を上げられるかをテーマに特集しています。
例えばエンデュランスロードをエアロロードに買い替えると空気抵抗削減1ワットに対して1万6千円掛かるという結果になりました。
様々な項目で検証していった結果、コスパの高い空力対策は以下のようになりました。
1位 TTバー 154円/W
2位 エアロジャージ 1310円/W
3位 エアロシューズカバー 1483円/W
やはり空気抵抗の主役は「人体」ということでロードバイク自体に色々細工しても「人体」関係には勝てないようでした。
1位のTTバーはそれ自体ではなく、それを握ることで姿勢が低くなり、空気抵抗を受ける面積が減るのが効果を生みます。
ただし万能ではなくて以下の欠点があります。
・息が苦しい
・脚が回らない
・前が見えずらい
・ブレーキに触れない
・輪行時に邪魔
・重くなる
エアロバーに関しては以下に詳しく書いています。
エアロバーを取り付けました - ようへいのロードバイク体験記
2位のエアロジャージについては是非取り入れたいですね。
ついつい「寒い」だとか「締め付けがきつい」などの理由で緩いウエアに走りがちでしたが、気を引き締めたいと思いました。
3位のエアロシューズカバーに関しては導入していませんでした。
防寒対策としてシューズカバーを使っていましたが、空力効果も高いんですね。
夏は暑そうですが検討したいと思います。
「風洞実験でエアロ研究」
こちらは機材の比較ではなく、主に「乗る姿勢」に重きを置いた特集になっていると感じました。
(この特集に限らず、サイスポは機材、バイクラはフィジカルに重きを置いてると日頃から感じています。)
いわばそもそもゼロコストで出来る事を検証していました。
例えば首の角度、ハンドルの持ち方などです。
ここでもエアロシューズカバーの有用性を上げていたのが印象的です。
詳しい内容はこちらからどうぞ↓↓↓
エアロ化の新アイディア
以前書いたかどうか忘れてしまいましたが、「ボクが考えた最高のエアロ化アイディア」があるんですよ。
それはお尻に魚のような尾っぽを付ける事。
空気抵抗と言うのは丸い断面より魚のような紡錘形の断面の方が圧倒的に少ないんですよ。
人間のお尻って丸いじゃないですか。
だから空気が渦を作って後ろに引っ張られるんですね。
それを魚の尾っぽ型の何かしらをお尻に付けて走ればかなり空気抵抗を削減できると思うんですね。
相当恥ずかしい見た目になる気がしますが。
背中からお尻まで「背びれ」的なものを付けるだけでも効果があるんじゃないでしょうか。