ヒルクライムは何故あんなにつらいのか
こないだロードバイクで箱根超えに挑んだんですよ。
残念ながら途中で力尽きてしまったのですが、とにかくつらかった。
しかし何故ヒルクライムはあんなにつらいのでしょう。
以前何かで読んだかした知識では力の分力によって後ろに引っ張り続けられるからだと言うことでした。
でもちょっとピンとこない。
昔学校で習ったのは「仕事」とは重力に逆らって移動することだ、と言うことです。
確かにちょっとばかり平地を歩いてもつらくは無いですが、階段はちょっと登っても息が上がり心臓がドックンドックンいうくらいつらいです。
ところで重力って何でしょう。
重力は、地球上では物を1Gで加速させる力です。
そう、重力は加速力なのです。
ロードバイクを信号待ちからスタートさせるときは、かなり力を使いつらいのですが、スピードが乗ったら楽になります。
これはロードバイクを「加速」させるのがつらいということですよね?
ヒルクライムはこの「加速」をし続けるからつらいのだと思います。
じゃあ、平地でヒルクライム並みの「加速」を続けたらどれくらい速く走れるのでしょうか。
ここで思い出されるのが物理で習った公式です。
位置エネルギーは質量掛ける重力掛ける高さ。
そして運動エネルギーは質量掛ける速度の2乗割る2。
エネルギーも質量も一緒の時、速度で整理すると2掛ける重力掛ける高さの平方根が速度と言うことになります。
こないだの箱根は麓から700メートルほど登りました。
すると
(√(2×9.8×700))×60×60/1000=421km/h
時速420キロまで加速出来る事になります。
もちろん空気抵抗でそんなに加速出来ないですけど。
脚も回せないし。
それくらいのエネルギーを使ってるから「つらい」とは言えそうです。