箱根駅伝コースを自転車で走る旅(2日目)

箱根駅伝コースを自転車で走る旅もいよいよ2日目。最終日でございます。

前日5時半にはビジホに着いてたっぷり休養を取ったので今日のヒルクライムも大丈夫でしょう。

所で今日は何キロ走るのか。

自宅から一緒くたでルートを引いてしまったのでよく分かりません。

調べると往復でざっと60キロ。

え...

凄いあるんですけど。

行きは大変だけど帰りはスピード出るだろうから昨日と同じ平均速度10キロくらいかしら。

8時に出たら戻って来れるの午後2時なんですけど。

まあ普通か。

ちょっと覚悟が必要ですが、8時出発で良いでしょう。

 

と言う事で何となく30分押しで8時半に小田原駅に戻って来ました。

重りになる輪行袋スマホ・サイコン用の充電器をコインロッカーに入れちゃいます。

 

まずは小田原中継所を目指します。

イメージとしてはどこかの大きい駐車場だった気がします。

見つけました。
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鈴廣のかまぼこの里と言う所だったんですね。

朝早かったので人はいませんでしたが、帰りがけにチラ見したらかなり賑わってました。

ここまでも地味に登ってましたが、いよいよ本格的な登りが始まります。

それはさて置き箱根の5区と言ったら印象的なのが函嶺洞門(かんれいどうもん)と言う半分トンネルみたいなヤツです。


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バイパスが出来てから行ったこと無かったんですよね。

見られて満足です。

ここまで来たらもう完全に山の中。

極力脚を残せるようにゆっくりと漕ぎ続けます。

とは言えとてもキツイ。

勾配の緩くなる部分が少ないと言う印象です。

ずっと急勾配。

そして山の中で景色も良くない。

自然、目の前の坂しか見てない状況が続く訳です。

時々箱根駅伝でよく見るタイムを計測する地点があるんですが、止まって写真を撮る余裕がありませんでした。

自販機を見つけたので補給のために止まりました。


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そこでグーグルマップを見たのですが、相当登ってきたと思ってたのに半分も行ってないことに気が付きました。

「これはヤバい、完走出来ないかも」

昨日も同じような事を考えながら走りきったので気を取り直して登りだします。

そして5区のゴールへ行く道と大涌谷に行く道の分かれ道があるんですが、そこを過ぎてから明らかに坂のレベルが上がりました。

もう立ち漕ぎしないと先に進めません。

しかし長い事立ち漕ぎは出来ません。

そんな時にコンビニを発見しました。


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ここで休んで栄養補給すれば復活出来るかも知れない。

そう言えばこの坂、ローディーよりもランナーが圧倒的に多かったですね。

みな箱根駅伝本番を前に登りを体感したかったんでしょうか。

 

コンビニ内をウロウロしながら休んで、ゼリーやエナジーバー的な物で補給しました。

 

再出発するとちょっと雪がチラついた様な気がしました。

実際は分からないんですが、路面は確かに濡れてます。

山の局所的なものなのでしょうか。

ますますやる気が失われていきます。

 

それでも登って行きましたが、気が付きました。

これはエネルギー切れじゃない。

もう脚の筋肉の限界だ。

どこか一部じゃなく、脚の筋肉全体が痛い。

またちょっと休もう。

そう思って立ち止まろうとしましたがバランスを崩して落車しそうになりました。

 

残念ですが、ここで終了です。


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あと200メートル登れたらゴール出来たのに。

いや200は無理。


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前日からの続きで118キロ走った事になります。

いやー、箱根の山は天下の険なんて申しますしね。なかなか大変ですよ。簡単じゃない。

 

あと準備不足でしたね。

自転車に乗れない日でもローラー漕ぐとかしないと箱根の山は超えられない。

私を追い抜いていくローディーが何人かいましたが、私より3倍位速い気がしました。

あれくらいじゃないと。

 

強烈に登ったので帰りは強烈に下るはずです。

怪我なく帰るためにはブレーキが大事です。

そのためのディスクブレーキですよ。

ディスクブレーキとは言えブラケットポジションでは十分に速度を落とせません。

つらい態勢ですが下ハンで下って行きました。

登りは辛かったですが下りはあっという間。

 

小田原駅で何か美味しいものでも食べたいな、と思いましたが輪行袋の自転車が重いので駅蕎麦で済ませました。


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悔いの残るライドとなりましたが、まあしょうが無い。

予定が甘過ぎました。

次はもうちょっと平らなコースが良いかな、と思います。