箱根駅伝コースを自転車で走る旅(1日目)
最近自転車に乗ってない、と言う事で現状打破を狙って箱根駅伝のコースをサイクリングしてきました。
今回はその1日目をリポートいたします。
前日にチェーンを洗浄し、チェーンオイルを噴いて準備はバッチリです。
埼玉県の我が家からスタートと言う事で実際の箱根駅伝よりちょっと長くなります。
美味しい5区、箱根の山登りは2日目に残して、初日は小田原を目指します。
小田原駅まで大体100キロあるので、休憩込みの平均速度で時速16キロ程度で走って余裕を見て7時間あれば着けそうです。
朝はすこぶる寒いので8時に出て、それでも午後3時には到着ですよ。
ホテルに着く前に海岸でも見に行きましょうかね。
そしていつもの様に何となく30分遅れの出発です。
大丈夫、大丈夫。余裕ですよ。
それにしても朝は寒い。
ガーミンエッジに気温が出るように設定したんですけど、足立区くらいで1℃から2℃くらいでした。
Amazonでポチったトゥカバーが間に合って、いい仕事してくれました。
寒いけどイヤになる程じゃ無い。
さて1時間弱で箱根駅伝スタート地点に到着しました。
初めて来ました。
どデカいビルに囲まれた所でした。
箱根駅伝の準備の為にトラックから色々な資材を運び込んでいる所でした。
(この後銅像にモノを立て掛けないで下さいと注意されました。反省)
ちょっと補給して出発です。
1区を走っていて気が付いたんですが、これは半年前に「東京湾一周ワンイチ」をしたときと同じコース!
もう走り慣れたもんですよ。
とは言え長い!
六郷橋を越えれば鶴見中継所はすぐだ、みたいな印象を持っていましたがとんでもない。
行けども行けどもそれらしい場所が出てきません。
そういえば鶴見中継所ってどんな場所だっけ?
戸塚中継所は釣具屋の「タックルベリー」前だってイメージ出来るんですけど。
鶴見中継所の復路は覚えてるんだけど、なんて思ってたら往路も似たような地形で、見たら分かりました。
それにしても困った事が発覚しました。
この鶴見中継所に着いたのがお昼の12時。
家を出発してから3時間半も経ってます。
それでまだ1区が終わった所。
ガーミンエッジの示す平均速度は11キロ。
これ絶対3時なんかに着くわけ無い。
4時とか5時とかそんな奴だ。
絶対暗くなってる。
夜にロードバイクを乗ったことは殆どありません。
スピードが出るので危険だと思って、走らない様にしていたんです。
憂鬱になってきました。
そして箱根駅伝の2区は過酷でした。
とにかくアップダウンが激しい。
1区とは雲泥の差です。
テレビで見てると「権太坂」が有名ですけど、他も登ったり下ったりばっかりでした。
私が箱根に出ることになっても2区だけはゴメンですね。
タイムは遅れに遅れ、平均速度は10キロまで落ち込みました。
100キロ走って10時間ですよ。
8時に出たら18時着。すなわち午後6時。
絶対真っ暗じゃないですか。
危険過ぎる。
「リタイヤしちゃおっかなー」
午後1時くらいでかなり弱気になってしまいました。
でももしものために強力なライトは持ってきているんです。
体力的に大丈夫なのにリタイヤはもったいない。
とう事で気持ちを奮い立たせて走り出します。
所で戸塚中継所付近で自転車通行不可な所が有るって記事を読んでたので、タックルベリーだけは行けるようにルートを作ったつもりだったんですが見事に間違えました。
ちょーっと行き過ぎました。
ここから3区です。
3区の印象はとにかく「下っている」感じ。
実際はどうなのか分かりませんが、下っている印象が強かったです。
私が箱根に出ることになったら是非とも3区を任せて欲しい。
海に出ました。
ここからは逆風を想定していたんですが、意外や意外。
ど順風でした。
ただ車が多く怖かったので歩道をゆるゆると走ってしまいました。
海に出てからは風景に変化が乏しくだいぶ進んだつもりでも実は大して進んでいない状況が続きました。
そしていつの間にか平塚中継所を過ぎていました。
ひょっとするとルートを間違えて引いてしまったのかも。
そしてやはり辺りは暗くなってしまったのです。
星が見えてきました。
金星と木星。
写真には金星が写ってます。
もうこの辺から無の境地になってひたすらペダルを漕ぎます。
恐れていた夜の闇も街灯のおかげか、大した事ありませんでした。
そして暗くなっても寒くはならず、むしろ暖かく感じていました。
午後5時半、小田原駅に到着しました。
いや疲れた。
明日はいよいよ箱根の山越えです。
体力が残ってたら大涌谷に行きたいです。