ロードバイクのディスクブレーキを色々実験YouTube

以前見たYouTube動画で、非常に興味深い実験をやられていたものを紹介します。

「ろーぎっしゅ」さんの動画で

【ロードバイクDIY】ディスクブレーキで「やっちゃダメな事」色々やってみた 前編


後編」「おまけ」もあります。

 

ディスクブレーキで「やってはいけない」と言われてる事を実際にやったらどうなるか?
これを体当たりで実験するという非常に男気溢れる動画です。

実験テーマは以下の5つ。

・油が付いたらパッド交換!
・ローターは鋭利で怪我をする!
・逆さにしたらエアを噛む!
・ホイール抜いてレバーを引くと戻せない!
・ローターが曲がりやすい!

これらを自ら実験した動画をもとに「実際はどうなのか?」という結論を導いています。

それぞれの結論については実際に動画を見ていただくとして、個人的に気になっていた2テーマについて触れさせて頂きます。

・油が付いたらパッド交換!

Bianchi ARIA DISCを買った時にショップの店員さんにディスクブレーキについて注意すべき点を聞いたんですね。


その中で印象に残ってる注意点の一つとして、
「ディスク部分に触らないでください」
というものがありました。

 

なんでも手の油で制動力が落ちるということでした。

 

その時は「へー、そうなんだ。デリケートね」程度の認識でしたが、触れないものをどうメンテナンスすればいいのか?と頭を悩ます結果となりました。

 

ろーぎっしゅさんの動画では
「時速30kmで前ブレーキをかけたら制動距離5.5m」などあらかじめ正常な値を実験で確かめたあと、汚したら制動距離が何メートルになるか、という形で実験をしていました。

 

興味深かったのは前後輪ブレーキで制動距離5mなのに対して
前輪だけで5.5m
後輪だけでは10m
という違いが見られたことでした。
ロードバイクブレーキはほぼ前輪だけで効いているんですね。

 

さて、手で触ったディスクブレーキはどうなったかというと
前輪のみのブレーキで5.5mと、まったく影響がありませんでした。

 

日常で触っちゃうくらいなら全然影響なしですね。

 

さらにろーぎっしゅさんはチェーンなどを触った油まみれの手でディスクブレーキを汚しました。
その時はさすがに制動距離は10mに伸びました。
しかしそれをティッシュで拭いただけで制動距離は5mと正常時より縮んでいました。

恐るるに足らずですね!ディスクブレーキのメンテナンス。

 

さてもう一つのテーマ。

・ホイール抜いてレバーを引くと戻せない!

こちらもショップで注意されました。

輪行などでホイールを外すとブレーキパッドの間からディスクが抜けます。
その状態でブレーキレバーを握るとパッド同士がくっ付いて外せなくなる、というのです。

 

その防止のためディスクロードを買うと
シマノ(SHIMANO) 補修パーツ パッドスペーサー

こんなものが付いてきます。
自分の場合、一個しか付いてなかったので、もう一個は自作してしまいました。

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赤いのが製品。灰色のが自作。材料は百均のプラ板です。
先端を丸く切り抜くのがキモ。そこで固定されます。


ろーぎっしゅさんの実験結果ではちょっとブレーキをかけたくらいじゃ動じることなく、何度もブレーキを握って、初めてくっ付いていました。
そしてくっ付いてしまっても、タイヤレバーでこじ開けられるものでした。

 

こちらも神経質になる必要なし!

 

これら2項目以外も総じて「恐るるに足らず」といった結果と言えると思います。
ディスクロードに対する漠然とした不安に対して身を削った実験で答えてくれる素晴らしい動画だと思います。

ロードバイクDIY】ディスクブレーキで「やっちゃダメな事」色々やってみた 前編

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