手首の痛み

ロードバイクに長時間乗っていると手首が痛くなってきます。
まあ他にも色々痛くなる箇所はあるんですが、手首は関節だし他と比べて痛みが長引くので気になる箇所なんです。
解決に至っているわけでは無いんですが、自分なりに原因と対策を考えています。

原因

・路面からの衝撃を受けている
段差があったり路面が荒れてたりすると、その衝撃を手首がモロに受けます。
一回ごとのダメージは大したことがなくても長時間乗っていると衝撃の数も増えてきます。

・乗車姿勢が前のめり過ぎる
これはロードバイクの特性上仕方のないことなのかも知れませんが、ママチャリはほとんどお尻に体重がかかっているのに対してロードバイクは前傾姿勢で乗るために腕にも体重がかかります。
これはローラー台に乗って初めて実感したのですが、衝撃がなくても結構手が痛くなります。

・ペダルにかかる力が弱い
ロードバイクに体重がかかる箇所はサドル、ペダル、ハンドルの3点になります。
ペダルを強く踏むとその反作用でサドルとハンドルにかかる力が減ります。
ロードバイクに乗り始めた頃は30km/h巡航を目指していたせいか、手首が痛くなることはありませんでしたが、20km/h巡航で走るようになってから手首が痛くなるようになりました。

対策

原因別に対策を考える前にまずは手首自体を守りましょう。ということでこちらのサポーター。

普通のサポーターは筒状のものをはめるのですが、それだとガッチリと手首を固めてくれません。
こちらのサポーターは固く織った布をぐるぐる巻きにするタイプでギブスのように手首を固めてくれます。
実際、これを付けて走ると手首は痛くなりません。
巻く強さは自分で調整出来ます。あまりギッチギチに巻くとそれ自体で痛くなるので適度に緩めるといいです。
しかしグローブや長袖と干渉しますし、手首の動きが制限されるので少々億劫な面もあります。

そこでテーピングで代用する手もあります。
テーピングのサイトを見ると手首の保護に有効なテーピング方法が載ってました。
これらのテーピングを用意して置くと良さそうです。

乗車姿勢に対して

ハンドルに体重がかかり過ぎるならポジションが悪いことが考えられます。
確かに自分の場合ハンドルが遠すぎるような気もするんです。
以前ハンドルを下げるためにコラムスペーサーを抜いているので、戻してハンドルを上げるのも一案です。

また「ステム」と呼ばれるハンドルの遠さと角度を調整する部品を交換する事もポジション修正には有効です。

ハンドルが近くなれば手首にかかる荷重も減るはずです。

路面からの衝撃に対して

まず考えられるのがハンドルに巻く「バーテープ」です。
元々汚れやすいし傷つきやすい物なので交換したことのある人も多いでしょう。
今自分が愛用しているのはこちらです。
Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP2.5 バーテープ

それほど衝撃吸収性があるとも思えないんですが、感触と軽さが気に入ってます。

衝撃吸収性を高めようと厚めのシリコン製のものを買いました。
GORIX ゴリックス 自転車 ロードバイク シリコンバーテープ 3mm厚 GX-0108SIC

衝撃吸収性は確かに高いとは思うんですが、いかんせん"重い"。200gあります。
同時にカーボン製のハンドルも買ったんですがこれが180gだったので、ハンドルよりバーテープが重いだなんて「有り得ない!」ので直ぐにリザードスキンズに戻しました。リザードスキンズはプラグ込みで56gだからとっても軽いんです。

次に「ハンドル」。
カーボンには振動吸収性があると聞きますし、事実アルミフレーム車でもフロントフォークはカーボン製だったりするので期待は高いと思ってこちらを買いました。
RXL SL ロードバイク ハンドル カーボン 31.8mmカーボン ドロップハンドル UDつや消し/光沢 400/420/440mm 自転車ハンドル

実際使ってみての感想ですが、あんまり衝撃は吸収してくれてはいないようです。
カーボンというのは炭素繊維と呼ばれるフニャフニャな繊維をエポキシ樹脂でカッチカチに固めたもので、いわばプラスチックです。
しかし想像したようなプラスチックの柔らかさは微塵もないですね。

カーボンにも色々ありますが、やはり硬いので衝撃はダイレクトに伝わるようです。
ただ軽量化の観点から見るとカーボン以上の素材は無いので買って良かったです。

次にグローブ
ロングライド用にパッドが厚くなったグローブがあります。
自分が使っているのはもうラインナップにありませんでしたが、後継がこちら。
[パールイズミ] アンバウンド グローブ 229

こないだy'sロードさんで見て気になってるのがこちら
イントロ スティンガー6 ピュアホワイト ブルベ専用 ロングフィンガーグローブ(9分丈) ウィンター タッチパネル対応 M

手首に近い所にでっかい衝撃吸収材が付いていますし、ロンググローブなのに先のほうだけ穴が開いていて、指紋認証対応になっているのも良いですね。

そして予測
大きな衝撃がくるかどうかは路面を見てれば予測はできます。
路面が荒れてて避けようがない時は両ペダルに体重をかけて、手もお尻も浮かせてしまえば衝撃で痛い思いはしなくて済みます。
橋の前後には「伸縮装置」と呼ばれる部分があって、ここが段差の温床になってます。
橋の欄干が見えたらその手前と終わりに段差があると思って間違いありません。

以上が自分が手首の痛みに関して行ってきた事です。
成功した部分や失敗した部分もありますが、同じような症状に悩む人の一助になれば幸いです。