第2回伊豆大島ライド
このブログの初回は去年の3月に行った伊豆大島ライドのレポートだったのですが、何と今年も伊豆大島に行ってきました。
今年の参加者は自分、hiroさん、藤やんと去年参加出来なかったムラっちの4名です。
相変わらずの貧乏?旅行で夜10時発のフェリーの2等座席で行く2泊3日の旅でした。
しかしいきなりの事件発生。ムラっちは自走好きで、今回も自宅から40キロ離れた竹芝桟橋まで自走で来たそうなんですが、何と途中で肉離れを起こしてしまったようで、脚を引きずりながらの登場でした。
そんなんで伊豆大島を一周出来るのか大いに疑問でしたが、船の予約もあるし宿の予約もあるので「帰った方が良い」とも言えず、取り敢えずフェリーに乗って明日の状態で考えようという事になりました。
フェリーは満席で東京の離島は自転車に観光に釣りに登山にとずいぶん人気なんだなと感じました。
岡田港には新しい待合所がオープンしていました。
翌日のムラっちは相変わらずの脚の痛みようでしたが、「歩くのはだめだが自転車はなんとかなりそう」との事だったので、極力ゆっくりと当初通り大島一周を敢行する事にしました。
去年は時計回りに一周しましたが、今年は気分を変えて反時計回りにしました。
元町で朝ご飯を食べました。
伊豆大島はフラットな道路がほとんど無く、常に登ってるか下ってるかなので自転車で一周するのはかなりキツイ。
大地層や波浮港、筆島などの景勝地を押さえたら本格的な登りになります。
レザインスーパーGPSを持っていったので現在地の標高がわかるんですが、相当疲れた頃に標高の数値を確認するとまだ100mほどしか登ってない。
まだ250mほど登らないといけません。
標高300m程まで登ると脚が終わってしまいました。
足を止めて休んでも全然回復しない。
肉離れを起こしてるはずのムラっちにも置いて行かれる始末。
それでも騙し騙し登って行くと裏砂漠入口に着きました。
日本に「砂漠」と名の付く地名はこの伊豆大島にしかないと言う大変珍しいものなので、自分はこの裏砂漠を歩くことを旅のメインに据えていました。
看板によると1.3キロほど歩くと開けた場所に出られるようです。
hiroさんはだいぶ遅れてるしムラっちは歩けないと言うので藤やんを誘って登ろうとしたんですがちょっと小雨が降り出したのもあって行くのを渋りました。
しょうがないので一人で登ることに。
1.3キロがメチャメチャ遠くに感じましたが何とか景色が開けた場所まで行けました。
前日まで初夏の様な暑さだったんですが、この日は冬に戻った様に寒かったんです。
そして裏砂漠は標高400mくらいあったのでとにかく寒い。
小雨がいつの間にかアラレになっていました。氷の粒が大量に降ってきたので慌てて戻りました。
ずいぶん時間をかけてしまったようでみんなに心配をかけてしまいました。
とにかく寒く、お腹も減っていたので雨がやんだタイミングで下り始めました。
しかしすぐまたアラレ混じりの雨が振り、猛烈に下りながら寒さに耐えていました。
大島公園辺りで大雨になってしまったので雨宿り。
びしょ濡れになってしまいましたが特にひどいのが靴の中。歩くとじゅぶじゅぶ音がするような濡れ方です。
もうちょっと先で食事をする予定でしたが、大島公園内の軽食スペースでラーメンを食べる事にしました。
手がかじかんじゃって財布からお金出せないし、お札も濡れてるし、箸を持つ手も震えてるし結構ダメージを負ってました。
ラーメンを平らげた後、雨がほぼ止んだのでとっとと宿のある元町まで帰りました。
一心不乱で漕いで来たので予定より早く元町に着いてしまったのですが、辺りを散策する気力もなく、チェックイン予定より1時間も早くホテルに向かいました。
それにしても疲れました。
去年は島を一周したあと、ホテルまでヒルクライムまでしたのですが、今年はまったく登れる気がしなかった。
「大島は反時計回りの方がキツイ」と藤やんが言うのだけれど、獲得標高はどっちも同じじゃん、とは思う。
でも今回はかなり疲れました。
温泉に入り、豪勢な食事を食べ、いびきをかきながら10時間ほど寝ました。
豪華な食事。おいしかった。
翌日はムラっちの怪我もあるし、「岡田港までバスで輪行しようか?」と確認しましたが、自転車に乗れば大丈夫とのことなので、海岸沿いの道を岡田港まで走ることにしました。
それだけではちょっと寂しいということで「火山博物館」なる施設にちょっと寄りました。
前日のダメージで坂がキビシイ!
翌日は仕事があるのでなるだけ体力を使わないように帰りました。
第3回があるかわかりませんが、次行くときは事前に登りの訓練が必要だと感じました。