東京湾一周ワンイチに挑戦
計画編
先日、止むに止まれぬ事情によりロードバイクで東京湾一周をすることにしました。
東京湾一周って初めて聞いたときは「出来ないだろ?海ん中走れねえもん」
などと思いましたが、久里浜ー金谷間を結ぶフェリーを使うようです。
東京湾一周に、これと決まったルートは無いのですが、大体200キロ近くの行程になります。
一日で200キロは辛すぎる。
と簡単に諦め、一泊二日で行く事にしました。
行程の半分位にある金谷港付近に泊まりたかったのですが、リーズナブルなお宿が見つからず、君津のビジホに泊まる事にしました。
すると初日は120キロ以上走らないといけません。
翌日は疲れた体で80キロ以上。
実は2日続けて長距離を走った事無いんですよね。
大体2日目はぐったりしてるので。
疲れの他に体のどこかしらを痛めてるんですよね。
脚、尻、手、腕、肩、首とかね。
2日続けてというのは、そういう未知への不安みたいなのがあるけど、1日で200キロ走るのよりは遥かにマシだと思います。
フェリーが待ち時間を入れて1時間半、120キロ走るのに休憩込みで12時間掛かるとしたら13時間半。
君津に夕方6時着を目標とすると朝4時半に家を出なければならない。
それは厳しいのでもうちょっとゆっくり出て、休憩少なめで頑張って走ることにします。
実際12時間もかからないでしょう。基本平坦だし。
ルートはガーミンコネクトで、家→久里浜→金谷→君津→家とざっくり作りました。
最初は1号線を走るルートだったので15号線に変更しました。
距離は伸びますが前に走って良い道だったので。
出発前日は残業しないで帰って、準備を整えて早く寝ました。
一日目
なんだかんだで5時半に出発出来ました😄
まずは埼玉県と東京都の境を通過です。
朝が早いと車も少ない。
脚を使わないようにゆっくり目で走ります。
都内はナビを無視して自分の行きたい道を走ります。ルートを外れると「ビーポ、ビーポ」ナビがうるさいです。
日本橋を通過。
多摩川を通過。神奈川県に入ります。
横浜を通過。
横須賀を通過。
この辺りで家から60キロ位でしょうか。
急に疲れを感じてきました。
普段40キロまでしか走ってないので身体がビックリしたのでしょうか。
ここから先は辛い走りとなりました。
始めの頃は余力を残すためにゆっくり目に走っていたつもりなのですが、いつの間にやら余力が無くなり全力で走ることになりました。
全力でもゆっくり目のスピードしか出ないんですけど。
しかし、東京湾一周してるのに海なんか全然見えないんですよね。
ずっと街なかを走ってるみたい。
80キロ近くになってやっと看板に「久里浜港」の文字が出ました。
そして久里浜港に着いたら目の前でフェリーが出て行く所でした。
オーマイガッ!
でもこれでゆっくり休めるってもんですよ。
フェリーへの乗り込みは出港の20分前だったので大して休める訳ではありませんでした😁
自転車は輪行袋に入れれば追加料金は要りませんが、億劫なので人+自転車で1400円を払いました。
40分で対岸の金谷港に着きます。
かなり休んだのですっかり元気になりました。
神奈川県では海が見られませんでしたが、千葉に入ると状況が一変。
海のいい景色をたくさん見れました。
すっかり元気になりましたと書きましたが30分も走ると疲れてきました。
コース的に富津岬を経由するようにしていたのですが、距離が5キロほど延びるので諦めようか考えました。
しかしワンイチで最も映える富津岬を外すのはあり得ない!
頑張って行く事にしました。
イヤ疲れた。
更に頑張って午後4時半に君津のビジホに到着しました。
予めホテルに問い合わせて自転車をそのまま持ち込める事を確認しました。
ひたすら休んで明日に備えます。
二日目
夏場に走るので朝イチで出発したい所ですが、ビュッフェは外せません。
しっかり食べてから朝の7時半頃出発しました。
2日目はただただ家に帰るだけという、あまりモチベーションの上がらない行程ですが東京湾一周を成し遂げる事を目標に頑張ります。
ミニストップはソフトクリームが食べられるので大好き。
「ミニストップミニストップミニストップ」と唱えながら走っていたので発見したときは嬉しかった😁
あんまり写真を撮りたくなるような風景に出会えませんでしたが雲をパシャリ。
高い雲と低い雲が同時に見れました。
ガーミンコネクトで引いたルートは車道幅が広い割に路肩が狭く、ゆっくり走るには不向きでした。
だからルートを外れて細い道を走っていたんですがサイコンのナビを無視することになります。
それがアダとなっていつの間にか10キロも逆走していました。
それに気付いたときは「もう諦めて輪行で帰ろう」と思いましたがよく考えたらそれほどのミスでもないなと、思い直しました。
逆走のキッカケはインターチェンジを越えるところなんですよね。
クルマと一緒に走って行ければいいんですが、怖いので脇道に逸れて東西南北が判らなくなっちゃうんですよ。
逆走から復帰するときは嫌というほどグーグルマップで確認しながら慎重に進みました。
この日はとても暑かったので室内で食べようと船橋でお蕎麦屋さんに入りました。
そしてついに江戸川までやってきました。
ここまでくれば普段の行動範囲なのでもう着いたも同然です。
追い風に乗って江戸サイを飛ばします。
飛ばし過ぎたのかちょっと吐き気がしてきました。
熱中症の前兆だったらいけないので橋の下で長時間休みを取りました。
ゴールまであと10キロ。
あと一踏ん張りと走り出します。
「草加市に入ったー」と言うところで後輪に違和感が生じました。
「ゴツゴツゴツ」
この感じパンクだな。
見ると見事に釘が刺さっていました。
チューブレスタイヤはパンク後もしばらく走れると聞きましたが、無理だと感じました。
下手に走るとリムを傷つけます。
パンクしたら輪行で帰ろうと思ってましたが市内なら歩いたほうが早いです。
釘を抜くと一気に空気が漏れるので刺さったまま押して歩きました。
家まで2キロ。
230キロ走ってきて最後2キロの歩きなんて気になりません。
午後4時過ぎに自宅に無事到着しました。
平均速度12キロ😅
今後はこれを目安にロングライド計画を立てなければいけないですね。
それにしても疲れました。
ガーミンが言うには回復まで3日半かかるという事です。
良かった点
良かった点として今までの最長距離を走れた事があります。
一泊挟んだので一気に200キロとは行きませんが、逆に連続2日長距離が走れるとわかったことも収穫でした。
反省点
反省点としては手の痛み対策をしてなかった事。
そのためにエアロバーを買っていたのに取り付けるのを忘れてました。
エアロバーは空気抵抗を減らすのが第一目的ですが、肘で体重を支えるので手首の負担が減るのも大きな利点だと思います。
そしてルート作りは丁寧にやる事。
裏道を走りたいと思っていたらその通りルート作りをしないと道に迷う結果になります。
次に向けて
長距離の地獄は味わったので次はヒルクライムで上り地獄を味わってみたいなと思います。
ヤビツ峠なんかどうですかね。走った事無いけど地獄ですかね?