ロードバイクの空気入れ

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自転車の空気入れといえばママチャリで使う洗濯ばさみ的なものがホースの先端に付いているものですが、ロードバイクの空気入れはちょっと違います。
タイヤに空気を入れる部分をバルブと呼びますが、ママチャリは英式つまりイギリス式。ロードバイクは仏式つまりフランス式で形式が違います。
ホームセンターとかで売ってる安い空気入れは英式のみ対応のものが多くロードバイクのタイヤに空気を入れられません。

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またロードバイクのタイヤは既定の空気圧まで入れる必要があるので気圧計が付いてないと具合が悪いです。
だからロードバイクを買ったら専用の空気入れを買う必要があります。
自分は最初にパナソニックの空気入れを買いました。

初めのうちはこんなものかと使っていましたが不満も出てきました。
ロードバイクのタイヤの空気圧はママチャリの3倍ほどあるようで、そうなると空気を入れるのにかなり力が必要になります。
ロードバイクの空気は高圧のせいで抜けやすく、すぐ適正値を下回ってしまうので、自分のように週末しかロードバイクに乗らない人間は乗る度に空気を入れなければいけません。
これを怠ると転がり抵抗が大きくなって走りが重くなります。
情けない話なんですが朝に空気を入れたら出かける前にもう疲れちゃうんですよ。腕とか胸とか筋肉痛になるし。
これから何十キロも走るというのに出だしから疲れてられないんですよ。


何とか疲れずに空気を入れられないものかと思っていたらこの空気入れの記事を見つけました。

サーファス
この空気入れはシリンダーを磨き上げることで摩擦力を低減しているそうで、確かに疲れとか筋肉痛とかなくなりました。
良く考えたら前日の夜にでも空気を入れておけばいいんでしょうが、なかなかね。忘れがち。
サーファスの空気入れの良い所もう一つは空気圧のメーターです。
大抵の空気入れのメーターは足元の下の方に付いていて、目からまるまる身長分の距離があるので遠いんですよ。
遠いので文字だの針だの見づらいんです。
その点サーファスの空気入れは上の方にメーターが付いているのではっきり見えて調子いいです。

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いい買い物したと思います。


そして気になったのが足踏み式の空気入れです。
これは腕を使わずロードバイクに空気を入れられる気圧が確保できます。
腕が疲れないのが良い所・・・と思いましたが、脚を使うので脚が疲れるというね。
ポンピングのストロークが短いので何度も踏み込む必要がありますし、気圧が高くなってくると固くなって体重をかけるだけでは足りず上に載ってぐっと踏ん張る必要がありました。
正直ロードバイクに使えるとは思えません。


最近はロード対応の電動ポンプが色々出ていて欲しいなーと思います。



まったく疲れなさそうなのがイイ。
問題点はたかが空気入れのくせに値段高過ぎ。6千円くらいします。
でもまあ必要性を考えると買えない値段じゃない。
それでも躊躇しているのは音がうるさそうなこと。
以前店頭で試したことがあるんですが、集合住宅では使うのをためらわれる爆音を出してました。
早朝や深夜などを避けるように使用すればかなり便利なものだと思います。


ロードバイクには携帯用の空気入れも必要です。
出かけた先でパンクすることもあるので空気入れを携帯していないと最悪泣きながら自転車を押して家まで帰らなくてはいけなくなります。
自分は足で踏んづけてフロアポンプのような使い方が出来るほうがいいよ、と言われてこのような空気入れを買いました。

足で踏める以外にも空気圧が分かりフレキシブルチューブも付きポンピングのストロークも長い優れものです。

かなりコンパクトな作りになってはいますがそれでもやっぱりちょっと大きいかな?重いのかな?と軽量化の病気に罹ってしまった
自分はこんな空気入れを買ってみました。

かなり小さいです。
足踏みタイプのように地面で反力を取れないのでスポークに手を絡めてそこに押し付けるようにポンピングしますが、ストロークが短く1回のポンピングで大して空気が入りません。
ちょっと実用性が低かったかな。


そこでこれも試してみました。

炭酸ガスのボンベで一瞬でタイヤを膨らませます。
軽くてコンパクト。空気入れるのに苦労無し。
良いことずくめようですが弱点もあります。


・ガスが有限な事。
2回3回とパンクしたら・・・なんて考えたらボンベを沢山持つことになります。


・勢いを加減しずらい
チューブが噛んでないか確認するために初めに少し空気を入れたいところですが、その「少し」を調整するのが難しい。
つまみのひねりで加減はできるんですがちょっとだけというのは難しいです。


・気化熱でものすごく冷たくなる。
ボンベには液体の二酸化炭素が入っているので気体になるときに気化熱でボンベが冷たくなります。
冷たくなるというか周りが凍ります。
ボンベに巻く断熱材もセットになってますが自分が買ったものは底まで覆われていませんでした。
実際にパンクして使用した時に小指の先がボンベの底に触れてたみたいで凍傷みたいになってしまいしばらく痛かったです。


そこで今度はオーソドックスな携帯空気入れにしました。

最初のものに比べてコンパクトでロードバイクにマウントしても邪魔になりません。
空気をパンパンに入れるのは大変ですが、そもそもパンクするなんてことはめったにないことなので非常用と割り切って現在も使用しています。

Campagnolo - Bullet (バレット) 50 カーボンクリンチャーホイールセット