つくばりんりんロード完走
これは一年ほど前の話です。
つくば市の土浦駅と岩瀬駅を結ぶ全長40kmほどのつくばりんりんロードというサイクリングロードがあります。
元は筑波鉄道という線路の跡をサイクリングロードとして整備したものです。
筑波山をヒルクライムするとき一部分は通るんですが、全部走った事はなかったので、是非とも全部走りたいとサイクリング仲間に提案しました。
我々のグループは平均年齢還暦なので大体40kmを目安になるだけ坂の無いコースを選んで走ってるんですが、この場合岩瀬駅がネックでスタートにするにもゴールにするにも輪行するのに使いづらかったんですよ。
そんな感じで悩んでいたら土浦から往復すればいいじゃんかとの案が出てきました。
え?80km走っていいの?
しかし同じ道を往復するなんて芸がない。
地図をじーっと見てみると筑波山を挟んでりんりんロードの反対側に恋瀬川サイクリングロードってのががあるじゃあないですか。
これを利用してぐるっとひと回りのコースを考えました。
ちょっとアップダウンがあるけど帰りが下り基調だし大丈夫でしょう。
9時土浦駅集合
12時岩瀬駅到着
13時まで食事休憩
16時土浦着
ざっくりこんな予定でサイクリング開始です。
今回はアマゾンでポチった安いアクションカメラをハンドルに付けてみました。
付属のマウント類ではロードバイクの太いハンドルに付けることが出来ず、以前から持ってたミノウラのマウントに付けてみました。
参加者はようへい、ノブさん、hiroさん、藤やん。
土浦駅から数キロの区間は太い通りで分断されてるせいでりんりんロードの正規のルートがわかりにくい。
今回りんりんロード完走が目的なのでルートラボで道順を作りスマホアプリの「ルートラボビューワ」で確認しつつしっかり走るようにしました。
しばらく走ると山が見えてきます。
「おー、あれが筑波山か。意外と早かったな。」
などと勘違いしてしまいましたが、どうやら「宝篋山(ほうきょうさん)」という山らしく軽く騙されました。
本物の筑波山は倍ほどデカイ。そして中腹に赤い鳥居が見える。
元筑波山駅に来るとたくさんのロードバイクがおいてあります。
それにしてもりんりんロードの車止めはビミョーにウザい。
止まらずに通過できるのは良いんですが、ぶつけてコケそう。
しかもたくさんある。
まあ贅沢ばかり言ってもいられない。
さてアクションカメラなんですが、マウントとの間に小さい自由雲台を付けてみました。
これがいくらキツく締めてもちょっとした衝撃ですぐ緩んでしまい、片手でカメラを支えながら走ってみたりして、倒れちゃったら皆を止めて締め直すような調子で具合悪ーい。重くてももっとしっかりした自由雲台にしておけば良かったです。
お昼ご飯を食べる店は決めてあって、どうやらこの辺を走るローディ御用達のお店らしい。
おばあちゃんが一人でやっててもう集団でお仕掛けてスミマセン。
予想外に時間が掛かっちゃったけど、美味しく焼きそば頂きました。
お店から先のルートは紅葉した山々に囲まれてとてもいい眺め。
りんりんロードの中で筑波山に次ぐ絶景スポットなのではないでしょうか。
しばらく走ると岩瀬駅に到着。
これで取り敢えずつくばりんりんロード完走。
一応皆にリタイアして輪行するか確認しますが、皆大丈夫という事で復路を行きます。
恋瀬川サイクリングロードに入るまでは下って登ってを繰り返し。
下りの合間の登りって惰性で登れても良さそうなものだけどなかなかそうは行きませんね。やっぱり登りは辛い。
恋瀬川サイクリングロードにたどり着く。
事前に知ってたけどサイクリングロードと言うよりまるで遊歩道のようです。
道幅は狭く雑草も生え放題。途端に平均速度が遅くなる。
それでもトラックが来ない事や、道に迷う事が無いことはいいことです。
心を無にして走りに徹します。
恋瀬川サイクリングロードは全部走らずに出来るだけ短い距離で土浦駅に着けるように途中で離脱します。
山は避けたルートのはずだったのに谷が何箇所かあって、結局登るハメになりました。
土浦近辺は雨が降っていたようで路面が濡れていました。
自分たちは降られなかったので、うまい具合に雨を避けられていたようです。
かなり余裕を持っていたはずの予定到着時間にギリギリゴール。
芸が無くてもりんりんロード往復のほうが良かったとの声も聞こえましたが、まあサイクリングなんてものはトラブルが多いほど心に残るものなんです。
アクションカメラの映像はタイムラプス動画で撮っていたのでこの7時間にも及ぶ旅も1分ちょいで収まってなかなか好評でした。