初めてのディスクブレーキ用ホイールの交換

リムブレーキ用のホイールは2度交換したことが有るのですが、ディスクブレーキ用のホイールは交換したことが有りませんでした。

 

ディスクブレーキ用のホイールを選ぶには気を付けなければいけないことが有るので、ここで書いておきたいと思います。

 

まず第一に、ロードバイクリムブレーキからディスクブレーキに移行しようとしています。

それなのに交換用(アップグレード用?)のホイールはまだまだリムブレーキ用のモデルが多く売られています。

 

なので、ディスクブレーキ用のホイールを選んでたつもりが「軽さ」等の他のスペックにつられてリムブレーキ用のモデルをポチってしまうがあります。

ポチる(ネットで注文する)前に必ず「ディスクブレーキ用のモデルか」確認するようにしましょう。

 

ディスクブレーキ用のゾンダ

リムブレーキ用のゾンダ

 

次にハブの形状です。

ハブとはホイールの中心にある部品です。

世の中には自分のフレームに合わないハブが存在するんです。

 

大事なのはハブのの直径と長さです。

1番多いのは穴の内径が12ミリで、長さは前輪100ミリ、後輪142ミリとなっています。

例えば

FRONT THRU AXLE 12×100

REAR THRU AXLE 12×142

こんな表記です。

今使っているスルーアスクルを測って、確認してからホイールを選ぶ必要がありますね。

Bianchi ARIA DISC(2020)で測った様子を紹介します。

カタログ上はまさしく前輪12×100、後輪12×142となっています。

穴の内径を正確に測るのは難しいので、引っこ抜いたスルーアスクルの軸の外径をノギスで測ります。

デジタルノギス

穴の長さも直接測るのは難しいので、割り箸でも突っ込んで印を付けてから、その印までの長さを測ると良いと思います。

丁度良い棒が無かったので、厚紙を切って代わりにしました。

まずはフロントホイールのハブ軸長。

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次にリヤホイールのハブ軸長。

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それぞれを定規で測ります。

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フレームの方でも測れます。

まずはフロントフォーク。

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そしてリヤ。

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フロント用スルーアスクルの軸径。

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リヤ用スルーアスクルの軸径。

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ハブでもう一つ大事なのがディスクローターの取付け方法です。

完成車に付いてるホイールにはディスクローターが付属していますが、交換用のホイールにはディスクローターは付いていません

新しくディスクローターを買うか、今使っているものを外して移植する必要があるのです。

ディスクローターの取付け方法には2種類あります。

センターロック6ボルトです。

 

移植するなら同じ取付け方法を選ばないといけません。

自分のハブをよく観察してどちらか確認しましょう。

見るべき所はココ!

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汚くてスミマセン。

 

すっごく分かりにくいのでそれぞれの方式の写真のリンクを貼っときます。

センターロック方式

6ボルト方式

センターロック式のディスクローターを付け外しするにはこんな工具が必要です。

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これはスプロケットの付け外しにも必要なので、持ってない場合は手に入れておかなくてはいけません。

6ボルトの場合はトルクスレンチと呼ばれる星形のレンチが必要です。

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そしてリアハブに付いてるフリーボディー。

使ってるコンポーネントシマノとカンパニョーロで違うので、ポチる前に確かめましょう。

 

以上、ディスクブレーキ用のホイールをポチる(ネット購入)時の注意点でした。

高い買い物なので自信が無い人は店舗で相談して購入するのも一つの手だと思います。