サイコンをガーミンエッジに替えて気付いた事

GPSサイコンとして永らくレザインGPSを使っていましたが今年からガーミンエッジに替えました。

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今回は2つの機種の違いを体感として語ってみたいと思います。
(レザインGPSは「スーパーGPS」を、ガーミンエッジは「530」を指します。)

 

きっかけ

そもそもサイコンを換えようと思ったきっかけはパワーメーターの導入にあります。

 

サイコンとパワーメーターは電波で通信しているのですが、レザインGPSを使っていたら度々通信が切れてしまっていたんですね。

 

この通信は1度切れてしまうとサイコンを再起動しない限り復活しませんでした。

そうすると走行ログが分割されてしまい甚だ具合が悪い。

 

こういった不具合はサイコンのファームウェアと呼ばれるソフトを更新することで回避出来るんですが、パソコンを経由するなど手順が面倒臭い。

 

そこでGPSサイコンの最高位グレードであるガーミンエッジを買う事にしたんです。

 

ガーミンエッジなら上手くいくんじゃないか?

ガーミンエッジが駄目ならもうしょうがない。

 

サイコンとはそういうモノだと諦めがつくってもんじゃないですか。

結果、ガーミンエッジに替えてからスピードメーター心拍計も接続が切れることなく、これだけでも替えて良かったってもんです。


替えて気がついた事

 

替えて気が付いた事を箇条書きにすると以下のことがあります。

 

・回復までの時間が出る
・初めから表示項目が良い
・防水蓋が良い
・ナビゲーションが良い
・一時停止がわかりやすい
・マウントが簡単
ヒルクライムモードがある
・タイヤ周長を自動計測してくれる
FTP計測を自動でしてくれる

 

以下にひと項目づつ説明を入れます。


・回復までの時間が出る

ガーミンエッジはライドの記録が終わると総括的に色々データが表示されるのですが、その中で面白いのが回復までの時間が出てくる事ですね。
(これはどうも心拍センサーやパワーセンサーを付けた時だけの機能のようです)
普段のようにゆるゆると走った時は回復まで半日程度の時間が出て来ます。
最近は意識して強く漕いでいるのですが、回復まで「3日」と出て来た事があります。
自分の運動強度を客観的に見るのに一番わかりやすい指標だと思いました。


・初めから表示項目が良い

GPSサイコンは表示できる項目が多過ぎるので、取捨選択をしないといけません。
レザインGPSでは自分で色々工夫して配置を変えていました。
ガーミンエッジにデフォルトで用意されている項目は何故か自分の好みにバッチリ。
こういう表示一つについても工夫が見られます。

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・防水蓋が良い

これはガーミンエッジが良いと言うよりはレザインGPSの蓋が悪かった
レザインGPSの蓋は柔らかいゴムで出来ていて、その根元が本体内部に挟み込まれていました。
そのゴム製の根元がいかにも切れそうなのですが、案の定切れました。
ガーミンエッジの蓋は何百回開け閉めしても壊れる気がしません。


・ナビゲーションが良い

レザインGPSは地図が無く、曲がり角を教えてくれるタイプでした。
地図ばっかり見て走るのもイヤだったので、あえて選びました。
しかし都市部では曲がり角が多過ぎて、どの道を曲がるのか分からない事が多々ありました。
結局ガーミンetrex30xという登山用の端末と併用していました。
ガーミンエッジは普段スピードなどが表示されているんですが、曲がり角が近づくと自動で地図表示に切り替わり、ナビをしてくれます。
etrex30xは常に地図を表示させて使いますが、曲がり角を見逃してしまう事も多々ありました。
あらかじめしっかりとコースを設定する必要がありますが、ガーミンエッジは単体でも使えるナビだと思います。


・一時停止が分かりやすい

タイマーボタンを押せば記録を開始して、もう一度押せば一時停止します。
その後、保存→終了か、再開を選べます。
一時停止中にスリープモードに出来るのが良いんですよね。
東京湾一周ライドをした時、一泊二日の行程だったんですが、ホテルにいる間は一時停止に出来て重宝しました。
レザインGPSも一時停止に再開も出来るんですが、スリープが効かないんですよね。
一晩経っても再開できるのかよくわからず、一泊の時は記録を二回に分けてました。


・マウントが簡単

レザインGPSは専用マウントにセットするとき強く押し込みながら半回転させます。
不用意に外れないようにするためなんでしょうが、ちと面倒でした。
その点ガーミンエッジは軽い力でセット出来てそれでいて不用意に外れる感じも無くて良いです。


ヒルクライムモードがある

比較的最近のガーミンエッジに装備された機能なのですが、ヒルクライムのゾーンに入った事とか、頂上までの距離が出て来たりして楽しいんですよね。
表示が自動で変わって路面勾配を示してくれたりしてとても便利。
良いです。


・タイヤ周長を自動計測してくれる

ガーミンエッジのマニュアルをだらっと読むと最後の方にタイヤサイズと周長の表が目に留まりました。
しかし最初の設定でタイヤサイズを入れた記憶がありません。
「入力しなければ」、と思い入力箇所を探しても見つかりません
ネットで探ると入力方法は見つかりましたが、まるで隠しているような感じです。


「これは入力しない方が良いのでは?」と思いやめました。


実際にガーミンエッジを使ってみると、どうやらスピードセンサーとGPSデータを使って自動計算をしてくれてるようでした。
タイヤサイズってヤツは22cだの25cだの使い分けてもサイコンへの入力は忘れがちなので、自動計算は正解なのかも知れません。


FTP計測を自動でしてくれる

パワーメーターを利用するにあたって大事な数値があるのですが、それはFTPと呼ばれています。
自己流に解釈すると「長時間頑張れ切れるパワーの限界値」となります。
以前測ったことがあります。

 

とりあえずFTPを測ってみる - ようへいのロードバイク体験記


メチャ大変で疲れる計測で、2度とやらないだろうと思ってました。
それがガーミンエッジでは自動で測ってくれるんです。
ただ、まじめにやったら大変なので、普段の走りから「テキトー」に計算してもらってます。


レザインGPSでまじめに測ったFTP…99
ガーミンエッジで自動計算されたFTP…133

 

同時期に測った訳でもないし、レザインGPSの時は脚が攣ったりしたので正解かわかりません。
ただガーミンエッジでなら無理せずある程度の数字がわかるのでありがたい機能だと思います。


最後に

ガーミンエッジに替えて気が付いた事をつらつら上げてみました。
まだまだ使いこなせていない機能も多々あります。
使いこなせていなくても替えて良かったと思えることが多いのはガーミンエッジの底力が凄いということなのではないでしょうか?
今回改めてガーミンエッジの機能を調べていて気が付いた事があります。
それは「VO₂ Max」という指標。
VO₂ Maxは心肺フィットネスを示す数値だそうです。
その数値が「その歳にしては良い方だ」とコメントされていました。

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これは良い発見でした。

ガーミンエッジは高い買い物ではありますが、その見返りはあると思います。
この記事が導入を考えている人の助けになれば幸いです。