ロードバイク用携帯スタンドの作り方

今年の初めにロードバイク用の携帯スタンドを色々作りました。
しかし試行錯誤が過ぎてまとまらない感じになっていました。


その最終形と呼べるものの作り方をここに記したいと思います。


なお私のロードバイクは地面からクランク軸中心までの高さが28.5cmです。
この高さが違う場合以下に述べるスタンドの高さを調整する必要があります。

 


完成形

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使い方

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材料

材料はご近所のホームセンターで購入できます。

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アルミパイプ 直径φ13mm 長さ350mm以上 1本

アルミパイプ 直径φ15mm 長さ30mm以上 1本(ただし内径が13mmのもの)

アングル 幅10mm 2個

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エポキシパテ
接着剤
メンディングテープまたはセロテープ等
両面マジックテープ

工具


パイプカッター、または金ノコ
ペンチ
文房具

 

作り方

 

1.パイプを所定の長さに切る

 

φ13mmのは35mmを1本、150mmを2本。
φ15mmは30mmを1本。

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2.アングルを広げる

 

アングルとはL字の形をした金具です。
直角に曲がっているのもをペンチで少し広げます。
角度は120度くらい。
実物を測ったら115度でした。

 

3.アングルを重ねてエポキシパテで巻く

 

このアングルはパイプの芯材にします。
エポキシパテだけではポッキり折れそうなので。

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4.スタンド上部を作ります

 

エポキシパテごとアングルをパイプに突っ込みます。
パイプはφ13mmの35mmと150mmの内1本です。
パイプにパテが密着するよう割り箸などでパテをぐいぐい押し込みます。

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5.スタンド下部を作ります

 

残りのφ13mmx150mmの先端10mm部分に接着剤を付けます。
その部分をφ15mmx30mmのパイプに挿し込み接着します。

φ15mmのパイプは継ぎ手になりますが、そのままでは上部と下部はすっぽ抜けます。
そのため、継ぎ手内部にメンディングテープ等を貼るなどして少し内部を狭くします。

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6.前輪止めを作る

 

作ると言っても両面のマジックテープを適当な長さに切るだけです。
実際にフレームとホイールを巻いてみて10cm程度の重ねしろを取ります。

 

完成

 

これで出来上がりです。
私は家で試せるようにスタンド下部に滑り止めを巻いていますが、外では不要です。
また、フレームとホイールのクリアランスが少ないため前輪止めは別のものを使っています。

 

使い方

 

まず、前輪止めを使ってホイールを固定します。
これをしないとスタンドだけでは倒れやすくなります。

スタンド上部と下部を連結させて、上部をクランク中心の穴に差し込みます。

 

使ってみて

 

このスタンドは何度か使っていますが、2度ほどロードバイクを倒しました。
1回目は強風に煽られて。
2回目は地面の傾きを見誤って。

どんなスタンドを使っても起き得る事ですが、風が強い日は使わない。
そして坂の上に向かってスタンドを立てないことが重要です。