ビアンキチェレステカラーの補修

ビアンキロードバイクに乗ってるそこのアナタ!

チェレステって良い色してますよね。

でも傷を付けて簡単に直せなくて困ってませんか?

私は困ってます。

随分と前に倒しちゃって、多分その時に傷を付けてしまったんだと思います。

前に乗っていたロードバイクは黒かったので、家にあったフィギュア用の黒の油性塗料でちょちょっと塗ったら目立たなくなったので良しとしました。

 

でもチェレステって青だか緑だかわからないようなビミョーな色じゃないですか。

面倒なので長いこと放置していました。

しかし今回重い腰を上げて本格的に補修することにしました。

 

取り敢えず塗料を買ってみました。

少量で買えて価格も安く塗膜も強いという事でプラモデル用のラッカー塗料を選びました。

 

タミヤカラーラッカー塗料

チェレステは緑をちょっと青くして明るくしたような色だな、と思ったので緑、青、白の3色を物色しました。

タミヤカラーラッカー塗料には緑が無かったので代わりに黄色を選びました。

 

この3色をいい具合に混ぜればチェレステになるんじゃないでしょうか?

 

塗料を買ってそのままペタペタ塗っても汚い仕上がりになりそうなのでまずは予習です。

 

自動車の補修塗装工程をネットでチラチラ見ました。

そこから考えられる工程は以下の通り。

1.傷跡の清掃

2.傷跡のヤスリがけ

3.脱脂洗浄

4.パテ盛り

5.ヤスリがけ

6.脱脂洗浄

7.塗装

8.ヤスリがけ

9.研磨仕上げ

 

4.パテ盛りは傷が浅ければ不要でしょうが今回は深めの傷も有るし、パテも手持ちの物が有ったのでやることにします。

脱脂洗浄は専用の物が無いので食器洗い洗剤で代用したいと思います。

 

ここまで考えて、いきなり本番というのも怖いので練習することにしました。

まずは買ってきた塗料3色(青、黃、白)で本当にチェレステっぽくなるのか?

ラッカー塗料は扱いがめんどいので水性絵の具で試します。

青ちょん、黄色ちょん、白たっぷりで割と簡単にチェレステっぽくなりました。

しかし完全に色味や濃度を合わせるのは難しい気もするので出来るだけべったり塗らくて済むようにしたいと思います。

 

紙ヤスリについて

我が家にあった紙ヤスリは800番と塗装面に使うには少々粗めで仕方なくホムセンでもっと細かいのを買うことにしました。

2000番というかなり細かいものを触って見ましたがまだ粗く感じました。

元の健全な塗装面も傷付けてしまうような。

そこで一旦紙ヤスリは諦め代わりにコンパウンドを使うことにしました。

 

まずはこちらで傷面を磨いて見ようと思います。



下地塗装が見える深い傷が2箇所と浅い傷が5センチ✕2センチ程の面積に渡ってあります。

まずは極細で傷が消えるか確かめます。

傷の汚い部分は無くなりましたが傷自体は見えている状態です。

次に中細を試します。

正直あんまり変わらない感じなのでこれ以上「地」の塗装をいじめないために細目は止めます。

 

そのまま塗装してもあまり目立たなそうですが、昔買った光に当てると固まる「光硬化パテ」があったので、凹凸を取ることに挑戦しようと思います。

 

光硬化パテ

 

傷が「面」になっていたので全体にベタッと塗ってみたのですが固まったらあとが大変だと思い拭き取りました。

何度か失敗したあとで傷の部分だけ爪楊枝を使って点々と盛ることにしました。

屋内では中々硬化しなかったのでベランダに出して更に鏡で日光を当てるようにしたらやっと固まりました。

このパテは盛っているので削って平らにならさいといけません。

しかしパテ部分だけ削るのは結構難しくて塗装の地を削ってしまいました。

傷が塗装部分だけならパテの工程は行わず直接塗装だけしたほうが良いです。

パテの工程は深追いせずにここで止めたいと思います。

 

さていよいよ塗装です。

チェレステカラーの調合を実際に使用するタミヤカラーで行います。

都合よく調合用の空ビンを持っていましたのでこの中で調合します。

 

使い捨ての紙パレット上で良い感じに調合しました。



しかし実際にフレーム上に塗ってみたら全然違いました。

なんでだろう??

仕方ありません。

直接フレームに塗ってみて色が違ったら拭き取る。

これを繰り返そうと思います。

 

実際やってみましたが難しいものですね。

フレームに直接塗ってみても時間と共に塗料の色が変わってしまうんですね。

白っぽかったのが段々落ち着いてくるような。

塗っても後から拭き取れると分かったので色を変えつつ点々と塗って見ました。

乾いて色が落ち着いたら青、黄色、白を少しずつ足していくようにしました。

自分で「同じ色」と思えるところまではいきませんでしたが、遠目で分からないと判断出来たところで妥協しました。

 

最後に軽くコンパウンドをかけて


ワックスをかけて終了としました。



最後に

思った以上に大変な作業になりました。

しかし塗装の表面が傷付いた程度ならコンパウンド掛けで充分だと感じました。


素人がそれ以上やろうとすると地の塗装を傷付けたりかえって汚れが目立つようになりますね。

次回傷付いた時はコンパウンドオンリーで対応したいと思います。