チューブレスタイヤからの決別

こないだのワンイチ(東京湾一周)の最後にクギを踏んでしまいました。

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きっとクリンチャーなら「パァン!」と派手に音が鳴ってタイヤがペシャンコになる所でしょうが、さすがチューブレス。


2.5センチのクギが刺さっても違和感がある程度で、一気に空気が抜けたりはしませんでした。

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シーラントで穴が塞がるとは言ってもクギ穴があるようなタイヤでは安心して乗ってられません。

タイヤを交換する必要がある。

ここで選択肢が2つあります。

 

1.同じくチューブレス(レディ)タイヤにする。
2.クリンチャーに戻す。

 


以前にも書きましたが、チューブレスの利点は

チューブレスタイヤはチューブによる摩擦抵抗が無いので走りが軽い。

と言う前評判でした。

更には

・リム打ちによるパンクが無い。よってパンクの回数自体が少ない。

・(リム打ちの心配が無いため)空気を低圧に出来、乗り心地が良くなる。

上記のような利点があります。

そしていざパンクしても替えチューブを持って行けばクリンチャーとして使えるという利点もあります。

しかし自分の場合、これは最初から捨ててました。

とにかくタイヤを嵌めるのが大変なんです。
出先でやれる事じゃない。

「パンクしたら諦めて輪行で帰る。」というプランで遠出をしてました。

 

一方クリンチャーはパンクのリスクは高まります。

 

しかし、タイヤの交換が比較的楽なので、出先での対応が出来ます。

どっちにしようか?チューブレスかクリンチャーか。

でもやっぱり世の中の流れ的にチューブレスかな?
という軽い気持ちでチューブレスレディタイヤを選びました。

Continental(コンチネンタル) グランプリ5000 チューブレス Grand Prix 5000 TL 700x28C FB

タイヤがパンクしたままだと走れないので早速交換しましょう。

 

前回のタイヤ交換で経験済みなのですが、まずビードが落ちないんですよね。
だから足で踏みつけて落としました。

 

タイヤを外した跡をよく見ると白い線が見えます。
どうやらこれはシーラント液が固まったゴムのようです。

SCHWALBE(シュワルベ) DOC BLUE PROFESSIONAL シーラント 500ml [並行輸入品]

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ビードの境にぐるっと付いてます。
どうやらこれは取らないといけないようですね。
地道に取っていきます。

 

大体取れたので、いよいよ新しいタイヤを嵌めます。

 

前回は地獄を見たので新しいアイテムを買ってあります。

SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】タイヤレバー(3本セット) 新モデル

使い方写真

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前回は両膝を使うという技法を編み出しましたが、今回はこれがある。

それでも結構大変。
リムに対してビードが短すぎるんじゃない?
とても嵌るとは思えないんだけども。

 

タイヤレバーをタイヤとリムの間に挿し込むじゃないですか。
リムの端っこにレバーを引っ掛けてビードを持ち上げるんですね。
でも見えないから引っ掛かってない時もありますよね?

そうするとリムの表面を引っ搔いちゃうんですよ。

今のリムはビアンキ専用のカラーリングで気に入ってるんですよね。
そのシールをね、引っ掻いて剥がしちゃったんです。
何カ所も。

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もう本当につらい。


そんな犠牲を払いつつも何とかタイヤは嵌りました。

 

ここからビードを上げる」という作業に入ります。

ビードは空気を一気に入れてタイヤを膨らませる事で上げられます。

これに苦労する事例は多く、それようのアイテムも売られています。

Schwalbe (シュワルベ) TIRE BOOSTER タイヤブースター チューブレス インフレーター [並行輸入品]

前回はこの「ビード上げ」で苦労する事は無く、手持ちの空気れですんなり上がりました。

だから正直舐めてた所があります。

もうね、全然上がりませんでした。

SERFAS(サーファス) 自転車 高圧空気入れ フロアポンプ エアゲージ付 仏式/米式/英式 ロードバイク MTB クロスバイク FP-200

観察すると、バルブ周りで空気が抜けちゃってるみたいです。
バルブ周りはシーラントのゴム屑が取り切れてなく、きっとそれが原因です。

一度タイヤを外してバルブ周りを綺麗にしてからビード上げに臨めばいいのかな?

 

やってられるか!

 

もう冗談じゃない。

ビード上げに何度も挑戦してもうポンプを押す体力が無くなってきました。

ここで決意しました。

もうチューブレスはやめた!
2度と買わない。
クリンチャーに戻る!

 

しかしながら7千円以上出して買ったタイヤを捨てる訳にもいきません。
ディレイラーハンガーの交換で自転車屋さんに行く予定があるのでそこでビードを上げてもらおう。
工賃もそれほど高くなさそうだし。

これはもうある種の敗北ですよ。


チューブレスレディタイヤに敗北したのです。

 

自転車屋さんではビードをタイヤレバーでいじって、コンプレッサーからシュシュっと空気を入れてビードを上げてしまいました。
1分もかかってないんじゃないでしょうか。

さすがです。

 

タダで良いと言われました。
ありがたい!
感謝です。

 

でも、次タイヤを替える時はクリンチャー。


絶対にクリンチャー。

2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 [並行輸入品]