ロードバイク用自作スタンドのバージョンアップ

 

初めに

前回「ロードバイク用携帯スタンドを自作する」という事で塩ビ管を材料にスタンドを作りました。

youhei2018.hatenablog.com


そこそこ機能するものが出来たのですが、思ったよりごつく、そして200g超と重くなってしまいました。

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そこで前回の材料探しの時に見つけた100均の突っ張り棒を材料に「細く軽く」バージョンアップをしたいと思います。

突っ張り棒の良い所は
・細いパイプと一回り太いパイプがセットになっているので継ぎ手が作りやすそう
・パイプの先に専用のゴムが付いている
この2点ですね。

ただし、薄手ながらも鉄製のパイプをキレイに切れる自信がなかったのでパイプカッターをポチリました。
SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32

他にパイプを固定するバイスという万力的なものが必要です。

SK11 ベンチバイス 50mm V-5

が、こちらは手持ちの物を使います。

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設計図を描く

前作を元に設計図を描きます。

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材料を揃える

材料を揃えました。

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突っ張り棒 70⇔120mm x2本
エポキシパテ
穴あきの平金具
木ネジ 1本
滑り止めシート
(結束バンドは前回の使いまわし)

みんな100均で買えますね。

 

パイプの切断

寸法を測ってパイプを切ります。
さすが専用工具。
簡単に切れました。

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頭の作成

平金具と継ぎ手用パイプを木ネジとエポキシパテを使ってつなぎます。
最後にクッション代わりに滑り止めを巻きました。

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継ぎ手部の製作

細いパイプと継ぎ手用の太いパイプをくっつけます。
細径と太径の差が結構あって、固定しずらい!
エポキシパテで何とかなると思ったのですが、剥がれちゃって無理でした。
結果、細径に糸を巻いて隙間を減らしてからボンドで付けました。

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現地で継ぐ箇所

細径と太径の差があってグラつきますし、すっぽ抜けます。
そこで細径にビニールテープを巻いて太さを調整します。
実際継いでみて長さ調整をしました。

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完成

目論見通り塩ビ管より細く軽く出来ました。
完成重量は114g。イイ感じ!

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頭の部分はフレームに付けっぱなしにして、そこから下を持ち運ぶ様にしました。
フレームに取り付けたかったのですが、部品が増えるため止めました。
100均で薄めのチェレステカラーの端切れがあったので、袋を手縫いしました。
ちょっと長いけど、これをバックポケットに入れて運べばいいでしょう。

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使用例

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今後について

継ぎ手のグラつきが気になります。
原因としてはビニールテープの巻き不足ですが、なぜ十分に巻けないのか?

それはパイプカッターの構造にあります。
刃を押し付けながら切るため、切断面が内側に凹んでしまったんですね。
入口が狭く中が広くなってしまったので、中で丁度良い太さだと入口でつっかえてしまうと。

対策としては
1.どうにかして入口を広げる
2.ビニールテープの代わりにスポンジ的な物を巻く
これくらいだと思いますが、今はこれでも十分かな。

自作でスタンドを作りたい方の参考になれば幸いです。