輪行

みんな、輪行してる?
自分はお仲間と走る時、一人で遠出する時はまず輪行しています。


輪行とは自転車を袋に詰めて手荷物とし、電車に乗って移動することです。
利点は遠い場所にも難なく行けちゃうこと。疲れたり事故したりしたらすぐリタイヤ出来ること。
欠点はロードバイクの車輪を外して畳む必要があること。担ぐと重いこと。電車内で立場が無いこと。
特に後輪を外すのは抵抗あるんじゃないですかね。自分がそうですから。


輪行する人ってどれ位いるんでしょうか?あんまり見かけないですよね。
自分は最寄り駅から輪行してるんですけど、歩く人の邪魔にならないような場所を見つけて分解・組み立てをやっています。
珍しいんでしょうね、たまにおじさまに声をかけられます。
こういう自転車は高いんでしょ?とか、どこ行くの?とか、ちょっと見てていい?とか。
出先で袋詰めを手伝ってもらった事もあったなあ。


実際輪行する前に自宅で解体・袋詰・取り出し・組み立て、これをやったほうがいいです。
その時にタイムを測っておくことです。
これがわかってないと電車に乗り遅れちゃいますからね。
自分は最初20分かかりました。
最近は測ってないけど10分以内にできてるんじゃないでしょうか。


難しいのは組み立てる時の後輪のハメ方ですかね。
車軸をハメようとするとディレーラーのバネで押し戻されちゃうんで、そのバネを押すつもりでグッと後ろに力を込めると良いです。


担ぐ用の肩紐はできるだけ短くすると歩きやすいです。
長くしちゃうと階段で下を擦ったりします。


電車内での自転車を置く位置ですが、先頭か最後尾が良いと聞きますが実際は必ずしもそうとは限りません。
例えばホームの端に乗り換え用通路がある場合、そこが一番混みます。
そうと知らず先頭車両の先端に陣取っていたら駅に止まるたびに人がどんどん乗り込んできて大変迷惑を掛けてしまいました。
そんな中でも他の乗客と「これ何ですか?」「自転車です」「どこ行くんですか?」「秩父まで登って行きます」「えー、電車で行って下りてきた方が楽なんじゃないですか?」みたいな会話がありました。返事に困りましたね。


何度か乗る機会があるような列車はどこに置いたらいいのか経験でわかるようになるでしょう。
基本輪行は郊外に向かうことが多いので空いてる確率が高いです。
場所によっては一度都心を通って郊外に出る必要があるかも知れませんが、大回りして避ける方が無難です。


さて輪行するには輪行袋が必要です。
自分とサイクリング仲間が使っている輪行袋を紹介します。


オーストリッチ輪行袋L-100

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 [L-100] 超軽量型 ロイヤルブルー


自分が使ってる輪行袋です。
自転車のフレームが立った状態となるので縦置き型と呼ばれます。
前後のホイールを外してフレームの両脇に縛り付けてから袋詰めします。
開口部は巾着袋のように紐で縛ります。


利点は電車内での置く面積が小さい事。
袋詰めがしやすい事。


欠点は後輪を外す必要があること。
前後輪を外した跡にエンド工具と呼ばれる部品が必要な事。


エンド工具と言えば、エンド工具に付属しているクイックリリースはどうにも締まりが悪く、別のクイックリリースを使っています。


オーストリッチロード220輪行袋

オーストリッチ(OSTRICH) ロード220輪行袋 ロイヤルブルー


こちらも縦置き型で、L-100とほぼ同じです。
L-100との違いは開口部をジッパーで閉める事、ホイールを入れる仕切りがあることとエンド工具が付いてる事です。


所有者の方はこの仕切りがうっとおしいと言ってます。
またジッパーも自転車をきっちり入れないと閉めづらいとの事です。


逆に仕切りがあることでフレームを傷から守れるし、巾着型のようにしわが出来ないので布地が少なくてよさそうです。


TIOGA(タイオガ) コクーン ポーチ タイプ

TIOGA(タイオガ) コクーン ポーチ タイプ ブラック BAR02800
横置きと呼んで良いのか…。ちょっと特殊なタイプです。
前輪だけ外してフレームに縛り付けてから袋詰めします。
開口部はジッパーとなっています。


利点は後輪を外さなくていい事。
長い距離を歩くときは後輪を袋から出して転がしていける所。


欠点は横置きなので電車内で場所を取る所。
サドルが飛び出してしまう所。


後輪を外す必要がないのでその分早くパッキングできそうですが、実際のところみんなとどっこいどっこいなので、早いわけではなさそうです。


さて、輪行で自分が一番問題にしているのが、「重さ」です。
ロードバイクは付属品も入れて10kg前後の重さがあります。
それでも「行き」は元気があるのでそれほど負担なく担いでいけるのですが、「帰り」がキツイ。
乗り換え時に一度外に出る必要があるような場合はうんざりです。
キツイ原因は重さ以外にも「偏り」があると思います。
片側の肩にだけで担ぐのでより疲れるのです。
そこまで考えた自分はこんな手を使ってみました。


TIOGA(タイオガ) ホイールバッグ 2本用

TIOGA(タイオガ) ホイールバッグ 2本用


これに前後輪を入れて、本体と同時に両肩に掛ければ重量が分散されて負担が軽くなります。
ホイールバッグ分、荷物が増えてしまうので、あらかじめ乗り換えが不便なことが予想される場合に使って重宝しています。