レザイン(LEZYNE)Super GPSのナビ機能を試してみた

レザイン(LEZYNE)Super GPSのナビ機能を試してみました。
短距離と長距離の2回試しています。
まずは短距離(13km)
お花見ライドをやるよ、という事で自宅から約13km離れた公園で待ち合わせする事になりました。
サイクリングロードを使えば特に迷うこともなく行き着ける場所なんですが、テストを兼ねてレザインのナビ機能を使ってみました。

レザインはPCサイトやスマホアプリでコースを作る機能があります。
スマホアプリではデフォルトで現在地が示されていて、目的地を入力すればお任せのルートを作るようになっています。
このお任せルートは私の印象では幹線ルートと裏道の2択で作られるようです。
うれしいのは場合によってはサイクリングロードも選択肢に入ることです。
まあ今回は最短コース一択でしたが。

レザインのナビ方法は地図を表示するのではなく、「ターンバイターン方式」と呼ばれる「300メートル走ったら右折」のような指示が次々出てくる方式です。

まずは家を出てスマホを操作しました。
目的地を地名で入力します。
ルートが出てきますので「Go」のマークをタップします。
私はここでタップをし忘れました。
当然ナビはしてくれないのですが、ルートを見た時、途中までは知った道だったのでそのまま走り始めてしまいました。
途中で「全然ナビしてくれないなあ」と思いスマホを取り出してみて初めて「このGoボタン押さなきゃ駄目なのかな?」と思い至りました。
ルートの途中から始めたせいか、最初は真逆の方向を示したりもしましたが、そこは無視して正規のルートと思われる道を走りました。

ところでナビを始めるとサイコンの画面が全てナビの指示だけになってしまうんですね。
あれ何とかならないのかなあ?
後から分かったのですが電源ボタンを押せばサイコンの画面になるんですね。
でもそれはそれでナビがおろそかになってしまいます。
もう一つ安いサイコンでも買って付けようかしら。

さて、ナビは自分の知ってる道を外れてからが本番です。
ナビのタイミングはかなり正確だと思います。
音で曲がるタイミングを教えてくれますが、実に的確でほぼ間違えることがありませんでした。
が、1箇所だけ間違えた所がありました。
東北自動車道を横切る指示が出ていたのですが、横切れる様な橋なんか無い。
後からgoogle mapで確認したら脇道があって、トンネル(ボックスカルバート)で抜けられたようですが、当時はまったくわかりませんでした。
取り敢えず高速は渡らなければならないので橋を探してウロウロ。

レザインのナビにはカーナビのようなリルート機能があります。
途中適当に走っても勝手に新しいルートを作ってくれるのがとても便利。
この機能でどうやら元のルートに戻れたようです。

無事に目的地のたどり着けました。

短距離での評価は良好でしたが長距離ではどうでしょう。

それを試すために60km先の神奈川県の境川サイクリングロードまでナビを頼りに行くことにしました。
パソコンのレザインのサイトで境川サイクリングロード起点を指定するとほぼ最短距離のルートを引いてくれます。
ざっと見た所、太い幹線道路はほぼ使わずに裏道だけをつないだ、かなりアドベンチャーちっくなルートです。
それを保存しスマホでダウンロードします。
さらにスマホからサイコンにルートを転送します。

今度は忘れずにGoボタンをタップ。
まずは勝手知ったる足立区の道ですが、選ばれたのはまったく通ったことのない道。
交差点が多いせいか何度もサイコンの指示を間違えてしまいます。

スピード表示は早々に諦め、常にナビ画面が出るようにします。
ルートを外れると、外れた地点から何メートル行き過ぎているかを表示するようです。
また、ルートの線図を表示するようになります。

この線図は常に北が上になっています。
今回は南に向かっていたのと、距離が長いこともあってどっちに戻れば良いのかまったくつかめませんでした。

立ち止まりポケットからスマホを取り出しアプリで道を確認する。

これを何度も繰り返しました。
また道路が斜めに交差しているような交差点では、迷う前に立ち止まり、ポケットからスマホを取り出し、アプリで道を確認する。
これをやるようにしました。

通る道自体は車通りもほとんど無く、実に快適に走れるのですがコチャコチャ曲がりスギィ!!

速度も距離も時間も見られないなかで休まず走り続けましたが、コンビニ休憩を取った時に確認したらビックリ。

20km来た時点で2時間掛かってる。
平均時速10km/h!

境川サイクリングロードを使って江ノ島まで行くつもりでしたが、これじゃあ着くの夕方じゃん!!
予定に暗雲が立ち込めてまいりました。
まだ諦めるには早すぎなので再びナビを頼りに走り出します。

やっとこさ東京を抜け出せました。

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ところが、神奈川県に入った途端の坂また坂。
多摩川を越えただけなのに凹凸っぷりが半端ありません。
激坂の証である丸い輪っかのある坂が次々と現れます。

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削られる体力。

丘の上の公園で小休止。

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ホントはもっとなだらかなルートがあったんじゃないの?と思ってはみても後の祭り。
リタイア間近。
山桜がきれいに咲いてる所に出くわしたので思わずパシャリ。

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この辺りからナビの案内と実際の道にズレがあるような気がしてきました。
ナビから外れては戻りの繰り返し。

ルートと道がずれてる。

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それでも登ったり降りたりを繰り返していると突然山の中に案内されてしまいました。
マウンテンバイクでも走らないんじゃないの?と思うほど狭く急勾配の山道。

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ここでナビに従うのをあきらめ、太陽を頼りに大体の方角に進んで行くようにしました。
それも長くは続かず。
何しろ「こっちかな?」と思うような方角には必ずと言っていいほど坂が待ち構えているんです。
疲れてしまったのでここでギブアップ。輪行で帰ります。

しかしここでレザインGPSの本領が発揮されます。
スマホアプリで最寄り駅の名前を入力すると最短の経路を示してくれるので、それを転送。
ナビを開始します。
数キロしかない道のりならば実に簡単に、そう迷わずにナビをしてくれます。
長津田駅にとうちゃくー。

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スマホでのナビは画面が示す道を外れないように"走らされる"という感覚が強く、あまり画面を注視しなくても良いレザインGPSに利点を感じていました。
しかしやはり画面がないと、交差点でどの道を行っていいのか分かりづらい。
正直画面が恋しいです。

しばらくはスマホをハンドル周りに戻そうと思いました。

でもでもでも、サイコンとしてのみ使うのであれば、
一度に8項目同時に表示してくれるし、
(私は速度、ケイデンス、距離、現在時刻、高度、勾配の6項目を表示しています。)
走り終わったらルート、高低差、ケイデンス、気温などの変化をスマホに転送してくれます。
これはかなり楽しい機能です。
ローラー練習にも使えて、例えば前回より平均速度を上げるような目標が立てやすくなります。
正直機能が多すぎて全部使いこなせる気がしません。