伊豆大島ライド

かわうそ自転車屋さん」に触発されて伊豆大島にみんなと行ってきました。
メンバーは自分(ようへい)、ノブさん、hiroさん、藤やん、もっさんの5人。
もっさん以外はロードバイクで大島を一周して、更に大島温泉ホテルまでヒルクライム。全行程47キロ。
もっさんは同じルートを自分の脚で走ります。おかしいです。
竹芝桟橋に集まってやっすいやっすい割引のチケットで、大型客船の二等椅子席で大島に向かいます。

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椅子なんで皆寝れなかったとこぼしてました。

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船内の自動販売機でお酒を置いてるんですが、未成年者対策のため免許証が無いと買えない仕様になってました。
免許証は持ってきてなかったので渋々席に戻りましたが思い立って案内所に行って事情を話したら船員さんが付いてきてくれて専用のカードを使って買えるようにしてくれました。良かった。
船は朝6時着で寒いので、まずはバスで元町港にある御神火温泉に行く事に。
しかし基本的にバス輪行はやっていないようで、荷物室に入れてはもらえたんですが、「壊れても保証はできません」と何度も念押しされました。
もっさんは元町港でコインロッカーに荷物を預けすぐに走り出すことに。
自分らは温泉入って朝ごはん食べてから行きます。
荷物は案内所に預けられるとのことでしたが、朝早すぎて開いてなかったので、コインロッカーに預けました。
ここまでなんとなーく30分程予定より遅れる。
今回のルートは大島一周道路なる名前が付けられていて迷うことなんかは無いんですが、とにかくアップダウンが激しい。
フラットと呼べるのは御神火温泉から大島空港に向かう海岸脇道路の内数キロ。それ以外は登ってるか下ってるか。
だから結構キツイ。サイクリングロードを走ってるのとは訳が違う。
特にhiroさんは文句たらたら。
第一の休憩ポイントとして大島公園を選択。ここは動物園があったりして見所が多く、時間も割いていたんですが、出遅れたし疲れたしで入り口のベンチでひたすら休憩。

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でもここから300mも登らなきゃいけないので、早めに出発。
hiroさんが、「皆さん先に登ってて下さい」と早々の離脱宣言をしたので、登りが終わる地点で待つことに。
登りはキツイけど自分乙女ギアなんでシッティングでユルユルと登頂。
藤やんは一緒に登ってきたので、ノブさんとhiroさんを待つことに。
まずノブさんが現れ、しばらくしてからhiroさん登場。
しばらく休憩して波浮港に向けてのダウンヒル
と思ったら単独走のローディーに抜かれちゃいました。
ちょっとついていってやろうと思いスピードを上げましたが全然ついていけない。
下りはすっ転んだ時に大怪我しそうで怖いんですよね。
まあ、登りも平地も遅いから下りに限ったことでは無いんだけど。
下りの途中で波浮港が見えるスポットがあったので撮影休憩。

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ここでもっさんから連絡。波浮港に着いたとのこと。
そう、恐ろしい事に20キロも走ってランの人にまったく追いつけなかったのである。
もっさんをだいぶ待たせて波浮港に到着。
お昼ご飯は波浮港の「港鮨」で食べる予定をしていたんだけど、お店に入ったら予約でいっぱいとのこと。ショックー!!
大関寿司」なら空いてそうと言うことでそちらで無事お寿司を頂きました。
奮発して地魚寿司を注文2700円。
どの寿司が何のネタかを図解したものが付いてました。メチャウマ満足。

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さてここからはアップダウンはあるものの極端な登りがなく、午後から風が強くなる予報なので急いで元町港に帰ることに。
自転車部隊がうだうだしてる間にもっさんがまた先行してたのでみんなを置いて追いかけることに。
早めに追いつけたのですが、一度抜いた人ってもう追いつかれちゃならないって気がしません?
一度人を追い抜くともう気楽には走れません。
追い抜かれないように必死で走ってしまいます。
途中で「地層大切断面」に着いてみんなを待つことに。

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先にもっさんが追いついてくるんじゃないかと気が気じゃなかったですが、自転車組が先に来たので一安心。
左手に雄大な海を見ながらのサイクリングサイコー。
と思ったら右手には三原山。これもサイコー。
しばらく走って午後2時くらいに元町港に着きました。
さてここからはコインロッカーに預けてた荷物を背負って大島温泉ホテルまで500mヒルクライム
と、ここでノブさんがホテルまで行くバスはないか地元の方に確認中。
もう登りたくないそうで。
時間的にバスは無いとの事でしたが地元の方が大島温泉ホテルに電話をしてくださり、ノブさんが交渉してワゴン車で迎えに来てくれることになりました。
しかし自分と藤やんは自力で登ることに。
元気だった訳でもないし余裕があった訳でもないけど、せっかく伊豆大島に来たんだから三原山は自分の脚で登っておきたいじゃないですか。
でも荷物はちゃっかりノブさんhiroさんに預けて早速ヒルクライム開始。
序盤は大した登りじゃないんだけど、三原山登山道路と呼ばれる区間に入った途端6%の一定勾配がずーーーーっと続きます。
150m程登った所で自分が「ちょっと休もう」と提案。
でも藤やんは「休むと気力がなくなる」とか「根性で登る」とか言っちゃって先に行くことに。
ここで格差発生ですよ。
ヒルクライマーの美学として”途中で足を着かない”というのがあるかと思うんですよ。
足着きを嫌がる。
自分はどちらかというと坂を登りたい人間だけど、足は何回でも着いてその度休んで、脚が動くようになったらまた進む。それしか無い。
ここでもちょっと走っては止まって休んで、カーブが多いから自動車の死角にならないような場所を探しながら進むような有様ですよ。
ノブさんとhiroさんを乗せているであろうワゴン車に抜かされた事は分かったけど反応できず。
そのうち走っているより休んでいる時間の方が長くなっちゃって。
でもなんやかんや約一時間で無事到着。
すでに3人分の自転車が置いてあった。

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後からノブさんhiroさんに「ようへいを抜いた後、いつまで経っても藤やんが現れないからどんだけ差がついてんだ」と言われました。5回くらい。
自分が到着してから20分くらい経ってもっさんが到着。
自力で走って登ってきたとの事。
危なかった。マジ抜かされる所だった。
三原山が良く見える眺望の良い露天風呂に入り、伊勢エビのお刺身が付いた豪華な夕食を頂きホテルは大満足。
午後7時にお布団を敷いて、眠くはなかったんだけどなんとなーくお布団に入ったらそのまま爆睡。
10時間も寝ちゃった。
朝風呂入って朝食バイキング食べて(食べ過ぎて)お土産買ったら荷物が多すぎる事に気が付いたのでなけなしのお金で宅急便使って不要物を自宅へ送付。
3日目は三原山に登りお鉢巡りをしたらダウンヒルして帰るだけというスケジュール。
あまり2日続けてロードバイクに乗ることは無いんですが、乗ってみたらお尻イタイ。
我慢して進んでいくと霧が。朝からガスってはいたんですが、楽天的に構えて予定を遂行しようとしてました。
新火口展望台なるとこに着きましたが何も見えない。

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三原山頂口駐車場で自転車を降り、集合写真のスポットらしき所に着きましたが何も見えない。

ここから2.2km歩いた先がお鉢巡りの開始地点らしい。
嫌がるhiroさんをなだめすかし連行。
でも何かおかしいなー。自転車降りたらほぼ同じ標高の場所をくるっと回ればいいイメージ持ってたんだけどなあ。
ガスの間から山が見えるんだよなあ。
そしてその山に向かって歩いてるように感じるんだよなあ。
山に登っちゃってるんだよなあ。
火口展望場でパチリ。

 

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なんと標高で200mも登らされちゃいました。
事前情報として知っていたら誰も行かなかったかも知れません。
まあ結果オーライ。
もっさんはホテルから走ってきました。
体力的にお鉢巡りは無理そうだったんであきらめました。
帰りにはガスも晴れて来たので写真を撮り直し。
あとは岡田港まで一気にダウンヒル
ガスで路面が濡れててメチャ怖かった。
岡田港でお昼ごはん。「浜のかあちゃんめし」さんでトビのそぼろ丼を食す。
本当はくさやの定食が食べたかったんだよなあ。でも岡田港では無さそうなんだよなあ。
なんて未練たらたら思っていたら、客船待合所でくっさい匂いが。
何やら釣りの大会が開かれていたらしく、そこでくさやが無料でふるまわれてました。

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ラッキー!超ラッキー!
頂きましたとも。
メチャ美味い!
味が濃い!
そして魚が肉厚!
ひとかけらなのに食べ応えが凄い。
食べ終わるとしれっとした顔してもう一個。
最後にもう一個。
手に取るとすぐかじっちゃうので写真に撮れない。

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計3個も頂いちゃいました。食べ過ぎ。
お土産はくさやにしとけばよかったな。
予備で持って行ったお金は使い切っちゃたんで買えなかった。
帰りの船は椅子でお昼寝した後、甲板に出て三浦,房総両半島を眺める。
みんなの都合で横浜港で下船し家まで輪行で帰りました。

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自転車旅で初めての離島。実に思い出深かったです。