TVアニメ「スーパーカブ」
2021年4月からTVアニメ「スーパーカブ」が始まります。
これに凄く期待しています。
何?ロードバイクと関係無い?
一見そう見えますが、原作を読むと判ります。
主人公とスーパーカブの関係が、我々自転車乗りとロードバイクの関係ととても近しいと。
主人公の女のコ「小熊」がスーパーカブを手に入れて、初めはおっかなびっくり通学に使い始めます。
アルバイトを始める事で距離を伸ばし、修学旅行を追っかけてロングライドに出たりもします。
この辺ロードバイクも似ていて、初めは10キロ走るのもやっとだったのに段々距離を伸ばしてついには100キロ走っちゃったりします。
ゴーグルや積載用品選びなんかのシーンもあって、これもロードバイクと通ずるところがあります。
ボトルケージとかサドルバッグとか選んじゃうんです。
そして仲間作り。
「スーパーカブ」でも同じバイク乗りと言う事で友達が出来ていくんですが、ロードバイクもやはりツーリング仲間が出来たりしますよね。
今はコロナ禍でもっぱらソロライドですが、やはり共通の趣味って友達が出来やすいと思います。
オートバイがメインと言うより主人公「小熊」の成長物語の面が強いですが、ロードバイク乗りならきっと楽しめる作品だと思います。
小説版のイラストがメチャ可愛いんですよね。そこもオススメ。
埼玉南東部八十八か所巡り改善編
「埼玉南東部八十八か所巡り」と名付けて今まで二回に渡ってお伝えしてきました。
さて第三弾!と行きたいところですが、ちょっとストレスがあります。
お参りはともかくライドで気になっている点があるので改善したいと思います。
気になっているのは以下の3点。
1.ナビゲーションの悪さ
2.スタンド長過ぎ
3.「ARIA」のロゴが隠れちゃう
一つづつ見ていきます。
1.ナビゲーションの悪さ問題
これまでは八十八か所のお寺を一筆書きで巡るように「Ride With GPS」でルート作成したものをetrexでルート案内させていました。
普段のライドはこれで良いんですが、お寺巡りには向いてないように感じました。
ルートが全部つながっているので、次のお寺がわからないままその次のお寺に行っちゃうことがあるんですね。
結局GoogleMapで次のお寺を検索して距離感をつかんでから出発してました。
GoogleMapでナビをさせると「次を左です」みたいに声で案内もしてくれるので良いなと感じました。
じゃあこのままスマホでナビさせちゃえ、という事で引退したスマホホルダーを復活させました。
しかしスマホをロードバイクにマウントすると超振動でスマホのカメラが壊れてしまう可能性があるんです。
因果関係はハッキリしてませんが、以前使ってたスマホはカメラのピントが合わなくなってしまったという苦い経験があるのです。
そこで現役のスマホはバックポケットに入れて、使い古しのスマホとテザリングで繋いで乗り切ろうという作戦を立てました。
使い古しのスマホの為にフリーSIMを買おうかと思っていましたが、テザリングという手があったのです。
これなら無駄金を使わず安心してスマホをナビに使えます。
(バッテリーの心配は残りますが)
Android でアクセス ポイントやテザリングを使用してモバイル接続を共有する - Android ヘルプ
2.スタンド長過ぎ問題
ロードバイクを安定して支えるためにドンドン長くなってしまったスタンドですが、さすがに1メートルは長過ぎました。
基本に立ち返って「めだたんぼー」さんを参考に短いヤツを作りました。
アルミ管をスマートに曲げるのは難しいんですね。
鉄の芯材とエポキシパテで加工したのでちょっと重いです。
前輪を固定できていればこれでも十分安定する。はず!
もはやロードバイクを立たせるためにスタンドを作るのではなく、
スタンドを試すためにロードバイクを立たせている!
でも作るの大変。
失敗も多いし、工作を楽しめない人は素直に売ってる物を買った方が安上がりです。
3.「ARIA」のロゴが隠れちゃう問題
モノの出し入れのアクセスが良いので、好んでトップチューブバッグを使っています。
しかし撮った写真を見ると我が愛車「ARIA」のロゴが隠れちゃってるんです。
ロゴが隠れちゃうと見た目だけでは「ARIA」なのか「SPRINT」なのかよく分からないんですよ。
これはもうアイデンティティーの喪失です!
なのでしばらくは他の物に代えたいと思います。
最近家族で山登りとかしてるので、モンベルに嵌ってます。
モンベルは自転車用品も充実してます。
その中でU.L.サドルポーチという重さがたった49gのサドルバッグがあるんです。
買っちゃいました。
これで「ARIA」度も上がると思います。
「埼玉南東部八十八か所巡り」は次回からこの体制で臨みたいと思います。
埼玉南東部八十八か所巡り第二弾
前回「埼玉南東部八十八か所巡り第一弾」という事で11寺を巡りました。
今回はその第二弾!
次なる寺々を巡ります。
今日は昼間温かくなるとの予報なので、薄着で出かけました。
しかし無理でした。ロードバイクは風を切って走るので体感温度の低さが半端ない。
直ぐに引き返してウインドブレーカーを着てモンベルのミトンを着けました。
十二番のお寺は先週道を間違えてたどり着けなかったのですが、今回も同じ様に道を間違えました。
テヘペロ。
でもまだ元気なのでスマホのナビを頼りに何とか辿り着きます。
十二番 興禅院
参道が100m以上あって結構長い。
ここら辺からetrexに入れたルートとGoogleMapが合わなくなってきます。
Ride With GPSでルートを作った時にお寺の「入口」がどこだかわからなかったので適当にそれっぽい所をクリックしてたんですね。
だから寺の裏手を結ぶようなルートが出来てしまって、GoogleMapと合わないんだと思います。
そしてサングラス😎
サングラスをしてたのでetrexの示す正解のルートが目で追えなくなってしまってます。
さらに川口市は土地の高低差があるせいか道がぐねっていてわかりずらいのです。
だから今回非常に苦労しています。
十三番 金剛寺
ここも参道が激長い。
またスタンドを作ってしまいました。
シートポストの付け根を支点にしようとしたんですが、滑ってうまくいかない。
なのでサドルを支点にしたらスタンドがとても長くなってしまいました。
風に対する安定性は増すでしょうがさすがに長過ぎ。1メートルある。
スタンドを自転車にくくるのにこんなものを買いました。
【改訂版】WINCLE 自転車 バイク用 マルチユース マウントホルダー ロードバイク マウント
スマホやバッテリー、ウインドブレーカーなど色んなものをマウント出来る便利グッズですね。
一個売りのを買いましたが、2個セットを買えば良かった。
脱着楽々で便利です。
十四番 密蔵院
何だか儲かってそう。
十五番 新光寺
ここは本当に分かりづらかった。
大きな神社と敷地が接してて「これじゃないな」と何度か通り過ぎてしまいました。
十六番 宝泉寺
十七番 傑専寺
高台にあって、遠くの街が見渡せます。
十八番 東養寺
番外 普門寺
十九番 昌福寺を目指していたんですが、そこにあったのは「普門寺」というお寺。
訳がわからないのですが、取り敢えず普門寺で写真を撮ってお参りをしました。
コンビニでお昼を食べました。
ずんだシェイクという謎の飲み物をチョイス。
枝豆の香りがして美味しかったです。
二十番 東光院
二十一番 源永寺
そろそろ疲れて来たので次の二十二番で今日は終わりにしようと思いました。
二十三番 法福寺
しかし何故か先に二十三番に着いてしまいました。
昌福寺のミステリー再びか???
調べるとすぐそばに二十二番がありました。
二十二番 真光寺
今日はここで終わり。
川口市は高低差があって、短いけどヒルクライムが多く、迷いもしたのでそこそこ疲れました。
帰りは幹線道路をかっ飛ばします。
途中で今日寄ってないお寺が見えました。
ああ!昌福寺!!
何だか分かりませんが十九番昌福寺がありました。
後で調べたら昌福寺と普門寺は同じ区画で隣り合ってるお寺だったようです。
十九番 昌福寺
今回もずいぶん迷いました。
どうもお寺の入り口が分からないままルートを引いたのがいけなかったようです。
航空写真を見て入口を確認してルートを引きなおそうと思います。
そういえばすべてのお寺で「世界人類が仲良くなれますように」と願ってます。
しかし今回から個人的に「五十肩が治りますように」と付け加えるようになりました。
イヤマジで治って!
埼玉南東部八十八か所巡り第一弾
以前「埼玉南東部八十八か所巡り」を計画しました。
草加市を中心とした近隣の市にあるお寺を八十八か所、ロードバイクで巡ろうという企画です。
自転車撮影のためのスタンド作りに現(うつつ)を抜かしている内に時間が経ってしまいました。
しかしその間にお賽銭となる十円玉もかなり貯められました。
というか、銀行で両替したんですが、最近は手数料を取られるんですね。
千円を全部十円玉にしたら300円も取られるってどうよ?
まあしょうがない。
一日で全部回れはしないので、今回は4分の1の二十二寺を目標に頑張りたいと思います。
一番 善福寺
自作スタンドで立ててみました。
この日は風速4mと高めでしたが、ぐらつくことなく安定していました。
ただ、前輪を固定したりスタンドを袋から出したり結構めんどくさい。
立て掛けられる場所がある場合はスタンド無しで行こうと思います。
二番 西往寺
西往寺さんでご住職?だったのか分かりませんが、声をかけられまして。
その方もロードに乗るという事で「自転車カッコイイですね」と褒められてしまいました。
ニッコリ
三番 宝持院
四番 常福寺
五番 泉蔵院
お賽銭についてなんですが、賽銭箱が無いお寺が結構ありました。
扉の中に有る場合もあるのですが、扉が固く閉ざされたお寺もあります。
そんな時、別にお金を入れる場所があったりします。
浄財とか書いてある。
ここにお賽銭を入れられます。
六番 徳正寺
今回はルートをGarmin etrex30xに入れて案内をさせていました。
しかし、実際のお寺がどこにあるかは走ってみなければわからない状態でした。
だから常にキョロキョロしてそれらしい建物を探しながら走ってました。
etrex内で「ウェイポイント」として各お寺を登録しておくか、計画を立てた時の紙の地図を持っていくべきでした。
八番 正源寺
あれ?七番 西願寺を抜かしてしまいました。
スマホで確認すると1キロも行き過ぎてました。
泣く泣く戻ります。
七番 西願寺
八番 正源寺
九番 浄龍寺
十番 南光院
十一番 西光院
バイクを立て掛ける場所が無いのでスタンドを使います。
と思ったらバイクに接続するT型の金具が無い!
どうやら落としてしまったようです。
「この金具は落ちない」という謎の自信が有りましたが、考よくえたら簡単に外れてしまう構造でした。
十番 南光院まで逆戻りしながら探します。
地面を睨みながらゆっくりと走ります。
南光院まで戻ってきましたが見つかりません。
そもそも南光院の時点で金具は有ったのか?
写真を確かめます。
スデニナイ!
九番 浄龍寺ではどうだ!
あった!まだ付いてる!
ということは十番と九番の間に落としたんですね、こりゃ。
九番まで自転車に乗って戻りましたが見つからず、今度は自転車を降りて押し歩き再度戻りながら探しました。
「あ!」
「あった!」
良かった、見つかりました。
二つのストラップをお互いがくっつく様に留めました。
これでもう落ちまい。
ウロウロし過ぎて心が折れかけましたが、まだ目標の半分しか来てません。
スマホで調べると十二番 興禅院までは道なりに真っ直ぐ3~4キロ行けば着けそうです。
まだまだ行くぞ!
しかし途中で思いっきり道を間違えてしまい、心が完全に折れてしまいました。
今日はここまで!
そういえば寒い時のグローブって色々めんどくさくないですか?
指切りだと冷た過ぎるので基本全指です。
でもそうするとスマホが使いづらいんです。
タッチ対応のグローブももちろんありますが、スマホが指紋認証だったりすると結局脱ぐしかない。
そこで買ってみました。モンベルのミトン。
webshop.montbell.jp
全ての指が簡単に全部出せるんですね。
もちろん簡単に全部引っ込む。
ブレーキもギヤチェンジも問題ありませんでした。
ライド中は指が冷たくならないし、過度に暑くもならない。
スマホをいじる前に全指出しちゃえばストレスフリーです。
八十八か所巡りですが、第何弾までかかるか見通しが立たなくなってしまいました。
しかし、かならず結願してみせます!
こうご期待!
ロードバイク用自作スタンドのバージョンアップ
初めに
前回「ロードバイク用携帯スタンドを自作する」という事で塩ビ管を材料にスタンドを作りました。
そこそこ機能するものが出来たのですが、思ったよりごつく、そして200g超と重くなってしまいました。
そこで前回の材料探しの時に見つけた100均の突っ張り棒を材料に「細く軽く」バージョンアップをしたいと思います。
突っ張り棒の良い所は
・細いパイプと一回り太いパイプがセットになっているので継ぎ手が作りやすそう
・パイプの先に専用のゴムが付いている
この2点ですね。
ただし、薄手ながらも鉄製のパイプをキレイに切れる自信がなかったのでパイプカッターをポチリました。
SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32
他にパイプを固定するバイスという万力的なものが必要です。
が、こちらは手持ちの物を使います。
設計図を描く
前作を元に設計図を描きます。
材料を揃える
材料を揃えました。
突っ張り棒 70⇔120mm x2本
エポキシパテ
穴あきの平金具
木ネジ 1本
滑り止めシート
(結束バンドは前回の使いまわし)
みんな100均で買えますね。
パイプの切断
寸法を測ってパイプを切ります。
さすが専用工具。
簡単に切れました。
頭の作成
平金具と継ぎ手用パイプを木ネジとエポキシパテを使ってつなぎます。
最後にクッション代わりに滑り止めを巻きました。
継ぎ手部の製作
細いパイプと継ぎ手用の太いパイプをくっつけます。
細径と太径の差が結構あって、固定しずらい!
エポキシパテで何とかなると思ったのですが、剥がれちゃって無理でした。
結果、細径に糸を巻いて隙間を減らしてからボンドで付けました。
現地で継ぐ箇所
細径と太径の差があってグラつきますし、すっぽ抜けます。
そこで細径にビニールテープを巻いて太さを調整します。
実際継いでみて長さ調整をしました。
完成
目論見通り塩ビ管より細く軽く出来ました。
完成重量は114g。イイ感じ!
頭の部分はフレームに付けっぱなしにして、そこから下を持ち運ぶ様にしました。
フレームに取り付けたかったのですが、部品が増えるため止めました。
100均で薄めのチェレステカラーの端切れがあったので、袋を手縫いしました。
ちょっと長いけど、これをバックポケットに入れて運べばいいでしょう。
使用例
今後について
継ぎ手のグラつきが気になります。
原因としてはビニールテープの巻き不足ですが、なぜ十分に巻けないのか?
それはパイプカッターの構造にあります。
刃を押し付けながら切るため、切断面が内側に凹んでしまったんですね。
入口が狭く中が広くなってしまったので、中で丁度良い太さだと入口でつっかえてしまうと。
対策としては
1.どうにかして入口を広げる
2.ビニールテープの代わりにスポンジ的な物を巻く
これくらいだと思いますが、今はこれでも十分かな。
自作でスタンドを作りたい方の参考になれば幸いです。
ロードバイク用携帯スタンドを自作する
- ・なぜ携帯スタンドを作ろうと思ったのか
- ・どんなスタンドを作ろうか
- ・サイズを決める
- ・携帯性を上げる
- ・ホームセンターで探す
- ・100均で探す
- ・加工する
- ・スタンドより大事な事
- ・外で試してみる
- ・感想
- ・今後について
・なぜ携帯スタンドを作ろうと思ったのか
ロードバイクを入れて写真を撮ろうとした時、上手く立てられなくて倒してしまうことがあります。
そこでアマゾンで色々携帯スタンドを物色していたのですが、レビューを読むと気になる文字がありまして。
「不安定」
確かに普通の自転車でも片足タイプのスタンドは倒れそうになります。
携帯性を多少犠牲にしても安定感のあるスタンドは作れないだろうか?
そんな考えで自作をすることにしました。
・どんなスタンドを作ろうか
普段、ロードバイクを壁などに立て掛けますが、不安定だとは感じません。
何故なんだろうと考えて一つ仮説を思いつきました。
「高い位置で支えてるから安定しているのでは?」
携帯用のスタンドは大体車輪の軸を支点にしています。
しかし自転車の重心は車輪の軸より上にあります。
重心より下に支点があるので不安定なのかも知れない。
そして前後位置も、より中心に近い方が良い。
風が吹いた時に後輪の軸で支えてると前側の風の当たる面積が多いので横に回転してしまいます。
そうすると「トップチューブの真ん中あたりを棒で支える」というイメージとなりました。
接続部はT字にして、2点でマジックテープ等で止めて、左右のブレを防ぎます。
・サイズを決める
棒の長さの目安を決めます。
取り付ける位置から地面までの高さが第一の目安です。
短か過ぎると自転車が倒れ過ぎて良くありません。
長過ぎると今度は棒が倒れ過ぎて突っ張る事が出来なくなります。
ピッタリでも自転車が倒れ過ぎのような気がするので、ちょっと長目が良いようです。
最低80cmは取れるような材料が必要です。
・携帯性を上げる
80cmの棒は携帯性が悪すぎます。
2分割でもまだ長い。
3分割位がちょうど良さそうです。
分割するとなると「継ぎ手」が必要です。
継ぎ手があって加工しやすそうな棒。
それは排水用の塩ビ管。
塩ビ管を探しにホームセンターに行きましょう。
・ホームセンターで探す
塩ビ管は一番細いので内径13mmでした。
それでも十分強度は取れそうです。
継ぎ手も何も加工せずに使えます。
自転車とつなぐ部分は良い構造に出来そうになかったのでT字管(チーズ管)で「ヨシッ」としました。
スタンドの底はゴムを付けて滑り止めにしたかったのですが、良いものが無かったので諦めました。
・100均で探す
自転車との接続部はただのマジックテープでは締まりが悪いので、きつく締められるようなものを探しました。
あと滑り止めシートを買います。
総額800円弱でした。
・加工する
色々試行錯誤しましたが、いちいち書いててもしょうがないので順調に行ってる風に書きたいと思います。
継ぎ手を含めた全長は支点の高さプラス5cmが適当です。
全長から継ぎ手分を引いた長さを三等分します。
今回は23cmとします。
専用のカッターがありますが、自分は持ってないのでホビー用のこぎりで切りました。
柔らかいので簡単に切れます。
1本目はチーズ管に挿し込みます。
2本目、3本目はソケット(継ぎ手)に挿し込みます。
どちらも体重をかけて思いっきり挿します。
チーズ管に滑り止めを巻きます。
先端にも滑り止めを巻いて管に押し込みます。(バーテープみたいに)
これで出来上がり。
全重量202gでした。
・スタンドより大事な事
試行錯誤を繰り返す中で感じた事がありました。
それは「前輪を固定する事」
普段、家の中でロードバイクをハンガーに掛けているときに前輪とダウンチューブをマジックテープで固定しています。
そうするとハンドルが曲がらないので邪魔にならないんですよね。
実はこれは今回の自作スタンドの安定性にも大きく関係していました。
前輪を固定しているとスタンドは安定するのですが、前輪を自由にすると突然ハンドルが切れてしまい、自転車が倒れてしまいます。
原因として
・ハンドルが切れる反動
・重心の変化
・ホイールの回転
これらが一斉に襲ってきてスタンドが浮いて機能しなくなるんだと思います。
つまり安定・不安定を決めるのはスタンドの支点ではなくて、前輪が動くかどうかにかかっていたのです。
そう思うと自分の仮定「高い位置で支えてるから安定しているのでは?」は間違えだったと言えます。
壁に立てかけた場合もハンドルが壁で固定されるから安定しているのでしょう。
低い位置で支えている市販のスタンドも前輪さえ固定しておけば安定性が高いと言えます。
しかし、まあ今回の自作スタンドは自転車を大きく傾けられる分、風には強いと言えるでしょう。うんうん。
前輪を固定するのにはどうするか。
元々やっていたのがこれ
TRUSCO マジックバンド結束テープ 両面
両面がマジックテープになっているもので、自由な長さでカットできます。
100均にも同様なものがありますが、こちらの方が「モノが良い」と感じます。
ただし「締める」機能が無いので緩いなと感じたら貼りなおす必要があります。
100均の裾テープ
DAISOで自転車用品の所に売ってます。
ワンタッチバンドという名前で裾を留める用途になりますが、長さが丁度イイ!
ただ色がちょっとね。DAISOはみんなそう。
でも使い勝手が一番イイ!
輪行用のストラップなんですが、細くて軽いのがイイ。
ただし作業が繊細になって難しさがあります。
紐が長過ぎですが、専用と割り切ればカットしても問題無しです。
・外で試してみる
家の中は平らで無風なので実践的とは言えません。
やはり外で試してみないといけません。
という訳で近所の神社前でスタンドを使ってみました。
やはり前輪を固定しないと動いてしまいます。
自作スタンドテスト
— ようへい (@akmtyuhi2012) 2021年1月16日
前輪を固定しないと不安定 pic.twitter.com/J1D4Y9ApLJ
前輪を固定すると安定しました。
突っついても動き出しません。
自作スタンドテスト2
— ようへい (@akmtyuhi2012) 2021年1月16日
前輪を固定すると安定した pic.twitter.com/sKQ9odcM7o
坂で試してみたかったので地面に起伏のある公園に行きました。
坂でも安定してました。
自作スタンドテスト3
— ようへい (@akmtyuhi2012) 2021年1月16日
10%の勾配でも安定 pic.twitter.com/HJbVuZvTVP
・感想
前輪を固定する事でかなり安定したスタンドになりました。
多少の坂でも大丈夫。
ただ写真を見ると結構ストラップが目立ちますね。
・今後について
スタンドは取り敢えずリュックに入れて運びましたが、いちいちリュックを下すのが五十肩にクルので、自転車に括り付ける方法を探したいと思います。
そして「携帯」と呼ぶには少々嵩張りますので違う材料で作る事も考えたいですね。
気に入ったのが100均の「突っ張り棒」。
細いパイプと一回り太いパイプがセットになっているので継ぎ手が作りやすそう。
重量も100gくらいで作れそうです。
問題は薄い鉄パイプを潰さずに切れるか。
パイプカッターが欲しいです。
ロードバイク用携帯型スタンド
最近ロードバイク用の携帯型スタンドを探しています。
それというのも先日書いた「関東南東部八十八か所巡り」のためなんですね。
去年、「草加市神社仏閣巡りライド」というものをやりました。
神社仏閣の前でロードバイクを入れて写真を撮ったのですが、立たせるのに苦労しました。
ロードバイクを立て掛ける場所があることが優先で、写真の構図なんてあったものじゃありません。
地面が砂利だったりするとタイヤが滑り倒れます。
生け垣のような柔らかい壁にもたれさせるのも倒れやすいです。
安定させたと思っても風が強いとあっという間に倒れます。
倒れるとロードバイクに傷が付きます。
神社仏閣巡りライドでは何度も倒したせいで、チェーンが外れバーテープのエンドキャップを紛失してしまいました。
そうなると分かっていて、無策で「関東南東部八十八か所巡り」に臨むわけにはいきません。
そこで携帯用のスタンドを探す事にしたのです。
候補1.りょうちん(Ryochinn) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド
「めだたんぼー」という名前からわかるように撮影するときに「目立たない」ことを主眼においた製品ですね。
ロードバイクをカッコ良く撮りたい時に有効だと思います。
そして重量が40gで、しかも分解が出来るので携帯性が抜群です。
後輪の軸に金具を付けておいて、スタンド使用時にシャフトを金具に挿し込んで使います。
安定性は良さそうですが、金具の部分がクイックリリース用に出来ていて、ディスクブレーキ用のスルーアスクルには対応していませんでした。
重量は60gで軽量です。
候補3.MINOURA(ミノウラ) PHS-1 バイクレスト 折り畳み式軽量スタンド
ノグチのワンタッチ簡易スタンドが後輪の軸を支点にするのに対して、こちらはシートチューブのボトルケージを支点にするタイプです。
ですのでスルーアスクルでも関係なく使えます。
重量も115gと軽量で、バイクに括り付けられるようになっています。
ここまでは軽量で携帯性にも優れているので遠出の時には有効だと思います。
ただ問題となるのはどれも棒一本で斜めに支えるので安定感に欠けるという事です。
縁石に立てかけるよりは全然マシですが、風が強い時は不安です。
そこでここからは軽量、携帯性には欠けるが安定性の高いものをチョイスします。
候補4.SUPER B(スーパービー) ストレージスタンド 1915
後ハブ軸を挟み込んで後輪を持ち上げるタイプのスタンドで、ロードバイクのメンテナンススタンドとしては最もメジャーな形だと思います。
クイックレリースにも、スルーアクスルにも対応した新しいタイプです。
重量は660gでこれまでのものに比べると激重い。
風で絶対に倒れない、とは言い切れませんが、これが倒れるような風ではそもそもサイクリングなんかできないでしょう。
実はこのタイプ、苦手なんですよね。
不器用なんでしょうか。後輪を軸に嵌められなくてうだうだしてる間に自転車が倒れそうになるんです。
スタンドで立てるために転倒させていてはまさに本末転倒です。
候補5.MINOURA(ミノウラ) DS-532 600L ・チェーンステイ/シートステイフック式スタンド
シートステイとチェーンステイをフックに引っ掛けるだけでバイクを立たせることができるスタンドです。
実はこれの旧タイプのものを普段から使っています。
候補4に比べるとグラグラしますが、倒れるようなことはありません。
重量は1.1kgと更に重い。
既に持ってて愛用しているので、「MINOURA(ミノウラ) DS-532 600L ・チェーンステイ/シートステイフック式スタンド」をリュックで背負って持っていきます!
と思いましたがやはりさすがに重過ぎかな?と思い直しました。
「これはもう自作するしかない!」
「安定性が高く、軽く、運び易い。
そんな夢の携帯スタンドを自作するんだ!」
次回、「ロードバイク用携帯スタンドを自作する」に続く。